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冬はチベットに行って、雪域の陽光を浴びよう

 

文・写真=孫雅甜

 

チベットの冬季観光について紹介しているツェリンドルマチベット自治区観光局副局長

 

「チベットの冬は、昼間の平均気温は北京より5℃から10℃も高く、太陽は空高く輝いています」11月18日、チベット自治区観光局のツェリンドルマ副局長は北京でチベットの冬季観光について宣伝している。

 2013年「冬のチベットで、陽光を楽しもう」旅行プロモーションイベントでは、ツェリンドルマさんはチベットの冬が「氷と雪に覆われていて旅行にふさわしくない」という今までのイメージを刷新しようと、観光客がチベットに行って暖かい陽の光を楽しめるよう誘っていた。彼女の紹介によると、冬は「チベット暦の新年」を初めとするさまざまな民俗祝日や文化イベントが次から次へと行われ、本場のチベット族風情を体験する一番いい季節だという。「実は、冬は観光客にとってチベット観光の一番お得な時期です。ホテルや観光地はさまざまな割引を用意しています。」とツェリンドルマさんは言った。

ラサ市観光局の馬健副局長は「チベットの冬は酸素が希薄だ」という誤解を解いた。彼によると、ラサの夏の酸素含有量は66%で、冬は64%、わずか2%の差であまり影響がないという。

馬健さんによると、冬にポタラ宮を見学すると、チケットの値段が大幅に下がるだけでなく、夏のようなチケット完売、参観時間1時間の制限もないのだ。冬の陽の光が差した「チベット三大聖なる湖」のひとつである「ナムツォ」を遊覧するのも、夏季とはまったく違う風情を味わえる貴重な体験である。

チベット自治区観光局は今回のプロモーションイベントで「チョモランマを仰ぎ見るルート」「チベット聖地ハネムーン」など9つの冬季観光案を提示している。また、ニンティ観光局の責任者も観光客に「モートゥオ道路は10月末に開通し、『チベットのシーサンバンナ』と称されるモートゥオは『全国で唯一自動車道路のない県』という歴史にお別れを告げました。国内外の観光客の皆様、ぜひ車でモートゥオに来て、この秘境を探求してください」と歓迎の意を表した。

 

人民中国インターネット版 2013年11月19日

 

 

 

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