地下鉄6号線 2号線 朝陽門駅(観光)
文・写真=李京艶
東四オリンピックコミュニティー公園
東四オリンピックコミュニティー公園は、東四オリンピックコミュニティーの東部に位置し、東二環路の西側に面しており、敷地面積は1万800平方㍍。公園全体はL字型であり、園内は東二環路沿いに開放的な空間が広がる東部、東南に向かってオープンスペースが広がり、聖火広場が位置する南部、そして住宅地と緑に囲まれた西部の三つのエリアで構成されている。
園内では、見事にコーディネートされた四季折々の草花が植栽されており、生き生きとした緑の空間が設けられている。
そして「聖火」「オリンピックスタイル」「オリンピック大家族」など、オリンピックをテーマにデザインされた一連のモニュメントからは、みなぎるオリンピック精神が感じられ、また同公園は近隣住民にとって運動やその他活動を楽しむ場でもある。オリンピック精神の高揚をテーマに開設された中国初のオープンコミュニティー公園として、今や東二環路沿いの美しい都市景観の一つとなっている。
「聖火」モニュメントの高さは8㍍で、シンボリックな手法によって近代オリンピックの歴史が描かれている。炎のデザインは、オリンピックの聖火とその精神の恒久性を表し、リング状のデザインには1896年の第1回アテネ大会から第29回北京大会まで、近代オリンピックのトーチが受け継がれていく様子が彫刻されており、オリンピックの聖火とその精神が代々伝えられ、とこしえに続くことを意味している。
「オリンピック大家族」のレリーフは、高さ2.3㍍、長さ20㍍で、素材として花崗岩が使用されており、現代のオリンピック競技の模様を伝えている。レリーフの中央部に五輪の透かし彫りが施され、その周囲を取り囲むように飾られたオリンピック種目のデザインやオリンピック関連の体育協会のロゴは、五輪のデザインの美しさを一層際立たせており、とりわけ躍動感ある競技種目は「より高く、より速く、より強く」というオリンピック精神を表現している。
①近代オリンピックの父であるピエール・ド・クーベルタン(1863〜1937フランス)の彫刻
②国際オリンピック委員会終身名誉会長だった故フアン・アントニオ・サマランチ氏(1920〜2010スペイン)の彫刻
公園でさわやかなひと時を過ごす家族連れの来場者
■ 所在地 東城区豆瓣胡同2号楼東南側(地下鉄6号線朝陽門駅E出口から西に100㍍直進して右折後、豆瓣胡同に入って300㍍直進し、右折してさらに倉南胡同を直進170㍍)
■ 電話番号 010-84134152
■ 入場無料
人民中国インターネット版 2014年9月9日