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『看天下』イケメンアイドルが『建軍大業』を担う

 

 

2017年7月28日  

「建国3部作」シリーズの第3部となる映画『建軍大業』が中国人民解放軍建軍90周年に当たって公開された。同作は1927年に中国共産党が革命を挽回するため、8月1日に江西省南昌で武装蜂起し、人民解放軍を創建した物語を描いている。厳粛なテーマの映画は往々にして評価は高いが観客の入りはよくないという、ばつの悪い状況になりがちだ。そのような状況を変えるため、8年前、「3部作」の第1部となった『建国大業』では、俳優陣にスターばかりを集めて観客を引き寄せ、大成功を収めた。そして今回、制作側はさらに商業化を進めた。香港の有名な商業映画の監督であり、やくざ映画で名高い劉偉強氏が監督を務め、俳優陣も全て20代から30代の人気アイドルを選んだのだ。彼ら若いアイドルたちは歴史に対する理解が足りず、革命時代の感覚を表現できないと多くの人々が心配した。しかし、映画のスポンサーの一人である、博納影業(ボナ・フィルム)の于冬総裁は次のように述べている。「彼らの後ろには数千万人のファンがおり、この映画の後ろには広範な若い観客への到達率があります。厳粛なテーマの映画が興行成績を上げようとすれば、確固とした市場化を進まなくてはならないのです」

 

人民中国インターネット版  2017年9月

 

 

 

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