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『中国新聞週刊』高温が続く都市

 

 

2017年7月31日 

今年は夏になってから高温による警報がたびたび発令されている。7月24日、杭州、西安、合肥、上海、南京の最高気温はいずれも40度に達するか、またはそれを超えた。五つの大都市が同じ日に40度以上の猛暑となるのは、歴史上なかったことだ。近年、中国は高温になる日が多く、その期間が長く続き、影響の範囲が広く、気温が極めて高く、異常性が際立つなどの特徴があるが、地球温暖化がその重要な原因の一つである。それと同時に、都市圏の規模の絶え間ない拡大、都市のヒートアイランド現象の急速な進行も極端な高温を引き起こしている。過去に都市の生態系機能の建設を軽視し、単純に工業化を中心としていた従来型の建設モデルは変更の必要に迫られている。この点において、武漢市が都市計画によって、自らの力で気温低下を実現し、「かまど都市」のレッテルを剥がした事例は参考に値する。気温上昇に対する地球の耐荷量には限度があり、その限度を超えれば、気温は下がらなくなる。これは不可逆的なものだ。だから、温室効果ガスの排出量を減らし、地球の気温上昇を緩和することが唯一の選択肢となるのである。

 

 

 

人民中国インターネット版  2017年9月

 

 

 

 

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