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本誌記者の遼寧レポート④

危機をチャンスとし記録を更新する 大族冠華

文・写真=王焱

昨年、金融危機の打撃により、中国国内の印刷機械製造業は、他の製造業と同じく輸出難の問題に直面した。また、海外の市場縮小により中国への参入が急速にすすむ他国の印刷業の巨頭との競争にもさらされている。

だが危機に対し、遼寧省営口市の大族冠華印刷科技股份有限公司(株式会社)は、他の印刷機械製造業者のように悲観的に減産に走るのではなく、積極的な攻撃を選択している。

劉永宣書記(中央)

8月27日、記者は、劉永宣・大族冠華印刷科技股份公司の党委員会書記を取材した。劉書記は、当工場の昨年の総生産は4億元に達し、販売額は、3億元あまり、利益は、3千万元あまり、工場の記録を更新したと述べた。

危機のさなか、当企業の管理層は、市場の需要に対し、冷静な分析を行っている。デジタル書籍と新メディアの打撃により、伝統的な出版印刷業の需要は縮小していると彼らはみる。また包装印刷の競争は激烈であり、生産は過剰である。そんななか、ただ一つの可能性は商業印刷である。危機のもと、多くの企業は、宣伝コストの削減かつ、宣伝のパワーアップを望み、その結果として中低レベルの広告印刷サービスに向かう。ゆえに国内の低コスト、高効果の中小レベルの印刷工場は活況にある。

商業印刷を目標に定めた後、大族冠華印刷は、中小レベルの印刷企業にむけた印刷設備を推進し、成功を得ている。

印刷機械組み立て工の于暁丹さんは、この工場ですでに6年働いている。「この工場の優れた点は、技術の蓄積の厚さにあります。ここ数年、工場の新設備は次々に増え、規模は次第に大きくなっています」と于さんはいう。住宅共同積み立て金などの各種の雑費をひいたあと、労働者の毎月の手取りは、2000元あまりとなる。「私たちは、ここでいい暮らしをしています。工場内の食事は安く、毎月1000元あまり余ります」と于さんは明かした。

仕事中の于暁丹さん

劉永宣書記は、現在、国内の印刷機械製造業において、大族冠華は、ベストスリーに入ると説明した。技術面では、自主研究開発を堅持し、ドイツや日本などの一流商品に追いつくべく努力をしている。

この前、すでに一億元を投資し、遼寧省営口沿海産業基地において5新工場および食堂、労働者活動室を建設している。現在、年間印刷機械生産量は、500台であり、もうすぐ二期建設工程に入る。最終的には、ここに現代化された印刷工業園を築き、印刷機械の生産だけでなく、印刷の前期工程に関する製版、また後期工程に関する製本などのマーケットを積極的に開拓していく。

 

人民中国インターネット版 2010年8月29日

 

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