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低収入の人々の夢を実現する 保障タイプ住宅

 

● 秩序ある住宅選びの現場

9時、ようやく村の委員会の門が開き、数人のスタッフに導かれ、人々は敷地内にはいり、住宅選びがスタートした。敷地に入って最初に目につくのは、中央に設けられた回廊で、そこには休憩用のイスがおかれ、入り口には、「住宅選び待合区」と書かれている。待合区の右側は、住宅資源情報区で、1メートルあまりのパネルからなり、パネルの上には、選ぶ対象となる住宅の間取り、面積、価格、周辺設備などの基本情報がしるされている。これらの情報は、早くから政府の公式ネットに公開されているが、人々はパネルの前に集まり、お互いに情報交換をしている。パネルのそばには、辛抱強く人々の質問に答える係員の姿がある。

15分後、一人のスタッフが拡声器に向かい「みなさん、それでは、1番から30番までの方、待合区にいらして住宅選びの準備してください」と知らせ、大声で点呼を始めた。「1番、黄さん」「はい、います!」45歳くらいの中年の男性と同年齢の女性が人々のなかから出てきた。その顔には、興奮と感動がみなぎっている。このようにして、番号を呼ばれた人は、待合区に入り、自分の望む住宅を選ぶ。

「今日から私たちはご近所です。どうぞよろしく!」「遠慮なく。内装する時にはお互いによく相談しましょう」しばらくすると、真っ先に住宅選びをした人々が笑いながら出てきた。

● 改善が望まれる周辺条件

住宅選びは夕方5時前後まで続いた。特に注目に値するのは、大部分の人々が満足のいく住宅選びができたが、数十名は今回のチャンスを放棄した、ということだ。私の理解では、放棄した人たちは、2つの理由があるようだった。1つは、今回販売された「経済適用住宅」が市の中心から比較的遠いこと(約20キロ)。何本かのバスが経済適用住宅のある住宅区に開通しているものの、鉄道が未通で、勤務先から遠い人々はチャンスを放棄せざるを得なかった。2つめの理由は、住宅区の周辺の医療、通学、購買などの関連設備がまだ完全とはいえず、購入をそれほど急いでいない家庭は、最終的には今回の申請購入を放棄したのである。

これに対し、海淀区の住宅保障センターの関係責任者は、今回の海淀区経済適用住宅区の地点は、海淀区の北部地区が選ばれており、将来的には新先端技術産業パークおよび生態観光地区となる都市計画に従い、やがては、それにふさわしい交通、市政、居住、公共サービス設備が建設される、と述べている。

現在、北京市政府は、海淀の山の背後と市の中心と結ぶ鉄道の建設を確定しており、それは「山後線」と呼ばれ、2015年に開通予定である。また医療設備については二級レベルの医院、商業設備では、多くのスーパーマーケット、レストラン、銀行、郵便局、教育方面では、幼稚園、小学校、中学校の建設が予定されている。

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