ここ数年来の党の作風と廉潔政治の建設、
反腐敗闘争に対する中国共産党の総括

 中国中央テレビ局(CCTV)のニュース番組は、第16回党大会が招集される前夜、ここ数年来の党の作風と廉潔政治の建設、反腐敗闘争に対して総括を行った。

 20世紀最後の10年、改革が深まるにつれ、中国共産党はかつてなかった勇気をもって、腐敗現象に対して断固とした闘争を展開し、党の作風と廉潔政治の建設に関する3000あまりの法規と規範的な文書を制定した。行政審査許可制度の改革、財政管理制度の改革と幹部の人事制度改革を迅速に進め、6600万党員のうち党の高級幹部を含む150万あまりの規律違法者に対して、処罰を行った。腐敗現象の広がる勢いがまさに抑制されている。

 1989年、党総書記に就任したばかりの江沢民同志は腐敗反対・廉潔提唱を党と国家の存亡に関わる大事とみなし、力を入れた。中共中央政治局は当時、一つの重要な決定をくだした。「政治に関する7つの仕事」をやってのけたことである。その後、市場経済秩序に深刻な打撃を与えた一部の会社は次々と整理された。

 1993年8月、中央規律検査委員会は第2回全体会議を招集した。会議の席上、党中央は新しい時期に反腐敗工作を展開するための指導思想、基本原則、指導体制と仕事の進め方を確定した。すなわち@指導幹部の廉潔・自律を強化する、A違法違規案件を真面目に調査し、処分する、B部門と職場の不正な風潮を是正する。勢い盛んな党の作風と廉潔政治の建設、反腐敗闘争は、ここに幕を開けたのである。

 1995年9月、党の14期5中全会の席上、中央政治局委員・陳希同の腐敗問題についての審査報告が可決した。2000年、元江西省副省長・胡長清の収賄事件、全国人民代表大会常務委員会の元副委員長・成克傑の収賄事件は、前後して取り調べを受け、2人には極刑が言いわたされた。1998年、広東省湛江で起こった大規模な密輸事件が調査され、湛江市の元党委員会書記、湛江税関の元所長など一部の党員指導幹部が法によって裁かれた。2001年、アモイ遠華の巨額密輸事件が調査され、処罰された。かつて一時的にはびこった経済領域での違法犯罪は、かなり大きな抑制を受けた。2002年、かつて金融界の風雲児であった朱小華、王雪氷も、汚職収賄により、党の規律と国の法律に基づく処罰を受けた。(本社編集翻訳)

(『人民中国』インターネット版 2002年11月16日)