北京 都市のインフラ建設を加速

 北京の『晨報』によると、今年と来年の2年間、北京の大きなプロジェクトの中で、都市鉄道の建設が現在、最大の焦点となっている。

 計画されてからかなり時間が経った地下鉄4号線、10号線とオリンピック支線は来年に建設が始まる。それに今年末着工予定の地下鉄5号線のプロジェクトを加えると、北京では来年、史上最大規模の「地下工事」が行われる。4本もの地下鉄工事が同時進行で行われるのは、わが国の地下鉄建設において初めてのことだ。これは、北京の都市のインフラ建設がまた再び加速することを意味している。

 道路建設の面では、今年、2環路の改造が完成した後、延長48キロにおよぶ3環路も改造され、道路の水準は国際最高基準に達する。

 今年、北京市は、60の重大プロジェクトを決めたが、その大部分の、市民の生活に密接にかかわる50のプロジェクトはすでに施工を始めた。そのうち、都市鉄道西線、5環路の2期と3期工事など、10のプロジェクトがすでに完工した。これによって、都市の面目と交通状況は大きく改善された。今年の末までに、オリンピック公園、温楡河流域の汚水処理など8項目のプロジェクトの工事が始まる。こうしたプロジェクトが完成したあかつきには、北京市の交通状況と環境は大きく変貌するにちがいない。2008年には、北京市は美しい姿となってオリンピックの開催を迎えると予見することができる。(本社編集翻訳)

(『人民中国』インターネット版 2002年11月16日)