二千百十四人の代表の分析

 2002年11月7日の午後、北京の人民大会堂で開かれた記者会見で、中国共産党第十六回全国代表大会(十六大)のスポークスマン吉炳軒氏は次のように述べた。

 今回の党大会の代表は2114人で、全党の6600万人余りの党員を代表し、比較的先進的な人々である。選ばれた代表は、各クラスの党員幹部が75・7%を占め、工業、農業、財政貿易、科学技術、国防、政法、教育、文化、衛生、体育など生産や仕事の最前線に立っている代表が24・3%を占めている。また、省や部クラスの名誉称号を獲得した先進模範は88・5%を占め、女性代表は18・1%を占め、少数民族代表は10・9%を占めている。高等専門学校卒以上の学歴をもつ代表は91・9%を占め、55歳以下の代表は63・2%を占めている。また、1949年新中国が樹立した以降入党した党員は、当選した代表の97・5%を占めている。

 これは、新中国成立以降入党した党員が、すでに第十六回党大会の主体となっていることを示し、中国共産党の事業が発達し、しっかりした跡継ぎがいることの重要な証拠である。 (本誌記者 丘桓興)

(『人民中国』インターネット版 2002年11月8日)