江沢民氏、今世紀の最初の20年における
       経済と改革の主要な任務を提起

 江沢民同志は、第16回党大会の報告のなかで、「いくらかゆとりのある社会を全面的に築き上げるには、もっとも根本的なことは経済の建設を中心とすることを堅持し、社会生産力をたえず解放し、発展させることである。」と指摘している。

 今世紀の最初の20年における経済の建設と改革の主要な任務は、社会主義市場経済体制を充実させ、経済構造の戦略的調整を推し進め、工業化を基本的に実現し、情報化を大いに推し進め、現代化の建設を加速し、国民経済の持続的で快速かつ健全な発展を保ち、人民の生活水準をたえず高めることである。前の10年間において第十次五ヵ年計画と2010年までの奮闘目標を全面的に達成し、経済の総量、総合国力と人民の生活水準をさらにひとつの大台にのせるようにし、あとの10年間におけるさらに大きな発展のための基礎をしっかり固めることである。

 このため、次のような全局にかかわる8方面の任務をしっかりとつかんでおかなければならない。

 1、 新しいパターンの工業化の道を歩み、科学・教育による国を振興という戦略と持続可能な発展の戦略の実施に大いに力を入れること。

 2、 農村経済を全面的に繁栄させ、小都市化の進展を加速すること。

 3、 西部大開発を積極的に推し進め、地域経済のバランスのとれた発展を促すこと。

 4、 基本的経済制度を堅持し、それを充実させ、国有資産管理体制の改革を深化させること。

 5、 現代市場体系を健全にし、マクロ規制を強化し、完全なものにすること。

 6、 分配制度の改革を深化させ、社会保障体系を健全にすること。

 7、 「国外からの導入」と「海外進出」を結びつけることを堅持し、全面的に対外開放のレベルアップをはかること。

 8、 あらゆる方策を講じて就業の機会をさらに創出し、絶えず人民の生活を改善すること。

(『人民中国』インターネット版 2002年11月10日)