江沢民氏、必ず社会主義の文化を
         大いに発展させることを提起

 江沢民同志は、第16回党大会の報告の中で、社会主義の文化について次のように述べた。

 いくらかゆとりのある社会を全面的に建設するには、必ず社会主義の文化を大いに発展させ、社会主義の精神文明を建設しなければならない。

 1、先進的文化の前進の方向をしっかりと把握する。現代の中国において先進的文化を発展させることは、現代化、世界、未来に目を向ける民族的、科学的、大衆的な社会主義の文化を発展させることであり、これをもって絶えず人々の心を豊かにし、精神的な力を増強させることである。イデオロギー分野におけるマルクス・レーニン主義、毛沢東思想とケ小平理論の指導的地位を堅持し、「三つの代表」という重要な思想で社会主義の文化の建設を統率しなければならない。人民に奉仕し、社会主義に奉仕する方向と「百花斉放、百家争鳴」の方針を堅持し、主旋律を高揚させ、多様化を提唱する。先進的文化を大いに発展させ、健康で有益な文化をサポートし、立ち遅れた文化を改造するよう努め、腐り果てた文化を断固ボイコットする。

 2、民族精神を発揚することとはぐくむことを堅持する。民族精神は、一つの民族が生存、発展のよりどころとする精神的支柱である。五千余年の発展の中で、中華民族は愛国主義を中核とする、団結・統一し、平和を愛し、勤勉かつ勇敢で、自ら向上を求めてやまない偉大な民族精神を形成してきた。わが党は人民を指導して長期にわたる実践の中で、絶えず時代と社会の発展の要請と結びつけながら、この民族精神を豊かにしてきた。

 3、思想・モラルの建設を着実に強化する。党の基本理論、基本路線、基本綱領および「三つの代表」という重要な思想に関する宣伝教育を深くつっこんで繰り広げ、中国の特色のある社会主義の共通の理想、正しい世界観、人生観、価値観を確立するよう人々を導く。公民のモラルの建設実施綱要を真剣に貫徹し、愛国主義精神を発揚し、人民への奉仕を中核とし、集団主義を原則とし、誠実、信義の意識に重きを置き、社会の公徳、職業道徳および家庭美徳の教育を強化し、特に青少年における思想・モラルの建設を強めなければならず、人々が基本的行為の準則を守るとともに、より高い思想・モラルの目標を追求するよう導く。思想・政治工作を強化、改善し、広い範囲において大衆的な精神文明づくりの活動を展開する。

 4、教育および科学の事業を大いに発展させる。教育を革新し、教育改革を深化させることを堅持し、教育構造を最適化させ、教育の資源を合理的に配置し、教育の質と管理のレベルを向上させ、資質の教育を全面的に推進し、数億にのぼる資質の高い勤労者、何千万にのぼる専門人材および数多くの卓越した創造・革新の人材を育成する。

 5、文化事業と文化産業を積極的に発展させる。諸般の文化事業および文化産業を発展させるにあたって、先進的文化を発展させる要請を貫徹し、終始、社会的効果を首位に置かなければならない。国は文化的公益事業をサポートし、保障し、さらにそれが発展の活力を自ら増強することを奨励する。

 6、引き続き文化体制改革を深化する。文化体制改革の総合的基本方案の策定を急ぐ。改革の深化を構造の調整および発展の促進と結び付けて、政府と文化企業・事業体との関係をすっきりさせ、文化の分野の法制整備を強化し、マクロ規制を強化し、文化企業・事業体内部の改革を深化し、文化活動家の意欲を引き出し、文化の創造・革新を推進し、優れた作品が数多く創出されることや人材が輩出することに役立つ文化管理体制と運営メカニズムを逐次打ち立てる。文化市場体系の健全化をはかり、文化市場の管理メカニズムを充実させ、社会主義の文化の繁栄のために良好な社会環境を作り出す。(『人民中国』インターネット版 2002年11月11日)