中国共産党第十六回全国代表大会、記者会見を開く

 新華網北京11月10日発 中国共産党第十六回全国代表大会プレスセンターは今日午後、梅地亜プレスセンターで記者会見を開き、曽培炎・国家発展計画委員会主任、李栄融・国家経済貿易委員会主任はそれぞれ中国の経済・社会発展を説明し、記者の質問に回答した。

 曽培炎・国家発展計画委員会主任は「第十三期四回全体会議以来の13年間、中国国内総生産の年平均成長率が9.3%、経済実力と総合国力は更にアップし、経済総量は発展途上国のトップになり、世界でのランキングも第十位から第六位まで躍進した。市場化へ向かう改革は大きな進展を遂げ、社会主義市場経済体制が一応確立された。開放型経済が急速に発展し、全面開
放の様式が一応形成された。科学技術教育事業と社会的事業が全面発展し、持続可能な発展能力が更に増強した。ここ13年間は中国歴史でも最も好調に発展した時期で、人々が最も多くの実益を取得した時期で、社会が最も安定した時期で、政治が安定、人々が睦まじく付き合い、国が安全、国民が落ちいて生活し、盛世と言ってもよい」と述べた。

 李栄融・国家経済貿易委員会の主任は「1989年以来、中国工業発展は歴史的跳躍を達成した。多くの工業品が長期にわたって不足したという局面が変り、工業経済は長期にわたって急速な成長を達成し、工業経済成長の質と効果が著しく高まり、工業経済体系が更に改善された。国有企業改革が実質的進展を遂げ、経営状況が著しく改善され、国有工業企業数が10.23万社から4.68万社まで減少し、利益が743億元から2389億元まで増加した」と述べた。

 記者の質問:今回の会議で、新世代の中央委員会を選出し、来年初めにも交代選挙を行う。新政府は新しい目標を設定する。中国は経済政策の連続性を維持するか、又はそれを大きく調整するか。

 曽培炎・国家発展計画委員会主任の回答:江沢民主席のレポートは21世紀のはじめての20年間の中国経済・社会発展について、明確な目標、任務を提出した。レポートに提出された政策、方針は中国が改革開放を実施して以来、特に中国共産党第15回全国代表大会以来の政策、方針と一致し、構想も同じく、連続的なものである。大局から言えば、ケ小平氏は「共産党の基本政策を100年堅持する」と明確に言い出した。経済政策について言えば、中国共産党第16回全国代表大会レポートに指摘したものと中国共産党第15回全国代表大会以来、実施したものは重要な方針、政策、戦略の面で一致した。例えば、内需拡大、構造調整の加速、基本経済制度を堅持、整える。言うまでもなく、政策の連続性を維持する中で時代と共に進むという精神を現さなければならない。なぜなら、国内外の情勢が絶えず変化するにつれて、一部の新状況、新問題、新矛盾が現れる。それに対応するために、我々は経済政策を調整、整える必要がある。

 記者の質問:昨日、国家経済貿易委員会、財政部などの四つの部門は『外資利用の国有企業再編に関する暫定規定』を公布した。それは国有企業にどんな影響を与えるか?適切な国有企業比率はどれぐらい?

 李栄融・国家経済貿易委員会主任の回答:最近、国務院の関係部門は三つの文書を制定した。昨日公布した『外資利用の国有企業再編に関する暫定規定』のほか、その前に、『外国企業に上場会社の国有株式、法人株式を譲渡することに関する通知』、『上場会社買収管理規則』を公布した。この三つの文書は対外開放を拡大し、更に外資を利用して国有企業を再編し、更に国
有企業改革を推進し、戦略の面で国有経済の分布を調整し、市場の資源分配への基礎的役割を果たす面で一致した。この三つの文書は中国国有経済分布調整と国有企業改革推進に重要な影響を与える。国有経済比率について、それは事前設定したものではない。今後、国有企業の数が更に減少し、国有経済の質が更に高まることが確認できる。私は、カギが国有経済の数量ではなく、品質にあると思っている。

 曽培炎主任、李栄融主任はまた、そのほかの問題について記者の質問に回答した。(編集翻訳 李継東)

(新華網より)  2002年11月11日