「反腐敗闘争のリーダー」劉麗英さん、腐敗を語る

 8日午前、16大開幕式終了後、人民大会堂から出て来たばかりの女性の代表が、記者たちに囲まれた。彼女は、中国共産党中央規律検査委員会副書記の劉麗英さんである。

 「16大報告の反腐敗に関する内容について、ご意見をお聞かせください」と記者が質問すると、劉麗英さんは、「江沢民同志の報告は、党中央の反腐敗の堅い決心を表明していた。反腐敗闘争は、長期にわたる、厳粛な政治闘争であり、必ず総合対策の方針を堅持し、表層的な事柄と根本的問題を合わせて解決する必要がある」と答えた。

 外国記者は、大声で質問した。「あなたは世界的に有名な反腐敗闘争のリーダーです。報復を恐れないのですか」と答えた。

 「報復は恐れません。捜査中、私たち捜査員は、各種の威嚇、恐喝、誣告、誹謗を受けることがあります。しかし、腐敗は人目をはばかるため、腐敗を行う人は、裏でこそこそと動くことしかできません。私たちは正義です。人民は強大です。何も恐れる必要はありません。この仕事について24年が経ちました。私はこう言いたい。国のため、人民のため、腐敗に反対し清廉を提唱する。党の要求に応じて、重い任務を背負っている。群衆の支持のもと、苦労も怨み言もいとわない。無私で何も恐れず、危険を恐れることはない。共産党と人民の支持のもと、腐敗に反対し清廉を提唱することにより、必ず新しい成果を生むでしょう」 (本誌記者 丘桓興)

(『人民中国』インターネット版 2002年11月12日)