民営企業をさらに発展させる

 浙江省から来た中国共産党第16回代表大会(16大)の代表・邱継宝さんは民営企業家である。彼は、「いささかも揺るぐことなく、公有制経済を発展させなければならない。いささかも揺るぐことなく、民営経済の発展を奨励しなければならない」という江沢民氏の話を聞いて、たいそう喜んだ。

 今年40歳の邱継宝さんは、かつて靴の修理屋を営んでいた。1986年、300元を借りて、ふるさとの台州市にミシンの製造工場を設立した。国家の民営企業を支持する政策のもと、邱さんの小さな工場はたえず資金を蓄積し、技術を向上させ、市場を開拓して、強い市場競争力を持つ大企業へと発展した。

 彼らが製造した「飛躍」ブランドのミシンは、たえずモデルチェンジされ、国内外の市場でブランド品となり、ヨーロッパやアメリカ、日本など70以上の国や地域へ輸出され、年間輸出額は一億ドルに達している。

 邱継宝さんは、こう語る。「今後、我々飛躍集団(グループ)企業や幾千万の民間企業は、さらに自信をつけて、より良く、より速く発展するだろうと確信している」 (本誌記者・丘桓興)

(『人民中国』インターネット版 2002年11月12日)