北京人民大会堂で開かれていた中国共産党第16回全国代表大会は14日、新たな中央委員会、中央紀律検査委員会を選出、第15期中央委員会報告などを採択して閉幕した。

　各委員選出は代表2132人による無記名投票で行われ、中央委員会委員198人、同候補委員158人、中央紀律検査委員会委員121人が選ばれた。

　次いで、江沢民同志が大会初日に提起した第15回中央委員会報告を採択。同報告について「わが党が新世紀に掲げる旗印や方向性、実現目標といった重大問題を鮮明にし、わが国の改革開放と社会主義現代化建設に対する対応を取った。わが党が全国の各民族人民を団結し、率いて新世紀の新段階においても前進し続けるという政治宣言及び行動綱領だ」と位置付けた。

　大会はまた、第15期中央委員会の業績を高く評価。第15期中央委員会が行った第13期中央委員会第4回全体会議以来13年にわたる偉大な実践に対する総括に同意、党が人民をリードして中国特色の社会主義を建設する上で堅持しなければならない基本経験にも一致して同意した。

　大会はまた、党規約改正に関する決議を採択、改正規約は即日、発効した。改正された規約には「中国共産党は中国の労働者階級の先鋒隊であると同時に中国人民と中華民族の先鋒隊だ。中国特色の社会主義事業の指導の核心であり、中国の先進生産力の発展要求、中国先進文化の前進の方向、中国の最も幅広い人民の根本的利益を代表する。党の最高の理想と最終目標は、共産主義の実現にある」の表現が盛り込まれた。 （「人民網日本語版」より　　2002年11月14日）