石広生部長、中国の海外投資に関する
日本人記者の質問に答える

 11月13日午後の記者会見で、対外経済貿易合作部の石広生部長は、中国の対外経済貿易の状況を紹介した。

 日本人記者が、なまりのない中国語で、「現在、中国は『中国企業の外国進出』の戦略をとっている。石部長にこの方面の状況を紹介していただきたい」と質問した。それに対し石部長は、「中国経済の発展と中国企業の成長により、中国政府は、『外資系企業の歓迎』と『中国企業の外国進出』という政策を進め、中国の競争力のある企業の海外投資を奨励している」と述べた。

 「中国企業の外国進出」は次のように行われている。第1に、競争力のある企業が、外国でのプロジェクトの請負及び労務協力を行う。第2に、中国企業が外国に工場を設立し、当地で需要のある製品を加工、生産するのを支持する。第3に、中国企業が外国で当地と協力し、共同で資源を開発し、当地の経済発展に貢献することを支持する。

 今年6月末までに、中国には、計6758社の外資系企業が設立され、合意した投資総額は132億米ドル、中国側の投資額は89億米ドルだった。対外プロジェクトの請負及び労務協力は、計972億米ドルを獲得し、在外労務人員は47万5000人となり、1989年末と比べ43万2000人増加した。(
本誌記者 丘桓興 2002年12月14日