余暁蘭 荒れた山を治める
 

山西省右玉県楊千河郷南崔家窖村の農民。

1989年、退役した夫に従って山西省右玉県に戻り、県城に部屋を借りて定住した。1992年、右玉県政府が「四荒(荒れた山、荒れた川、荒れた丘、荒れた浅瀬)」の整備を奨励するための一連の優遇政策を打ち出した。そこで夫婦は、子どもを連れて、一家を挙げて夫の実家に帰り、崔家窖村の南にある4000ムー(1ムーは6.667アール)の荒れた山の斜面と自宅の前にある30ムーの荒れた河原を請け負った。ここの整備を通じて、荒れた山の斜面から利益を得ようと決意した。

夫婦二人はトラクター1台と自分たちの勤勉さを頼りに、荒れた山を治める仕事を始めた。1年の苦闘を経て、30ムーの河原が開発された。彼らは、5000株余りの「新紅星」「秦冠」などの質の良いリンゴの木を植え、小さな苗木畑もつくった。そして、果樹に良種の接ぎ木をして、丈夫で収穫量の多い果樹の苗木を10万株余り育て、大規模な果樹園をつくりあげた。

彼女は「全国十大緑化女性最優秀者」「全国労働模範」に選ばれて、栄誉を獲得した。

人民中国インターネット版  2007/09/12

 
 
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