TOPICS  世界最長の内陸航路、長江観光ルートが開通

 2月16日、上海から重慶までの「長江観光航路」が開通した。毎月2往復の運行が予定されていて、重慶発上海行は毎月1日と16日、上海発重慶行は9日と24日に出航する。

 5省、2直轄市を通り抜ける全長2399キロの航路で、中国内外で知られている70以上の観光地を通過する。

 これは現在、世界で最も長い内陸観光航路である。同航路では、船を「移動ホテル」と位置づけ、重慶から上海までは8日間、上海から重慶までは7日間の行程で、往復15日の旅を楽しむことができる。(『北京日報』)
  

EVDが市場で苦戦を強いられる

 

 現在、市場に出回るEVD(Enhanced Versatile Disk)は、中国独自の知的財産権を有する次世代DVD規格の映像機器だ。しかしEVDは発売後、市場で苦戦を強いられており、その売れ行きが理想的とはいえないという。

 業界関係者の分析によると、EVDはセールス力が及ばないほか価格が高く、規格に合った映像ソフトが不足し、効果を最大限に発揮するためには高画質テレビが必要になる。そのためそれが家庭へのスピーディーな普及を妨げる主な要因となっている。


中国のハイアールが
「世界に影響力もつ100のブランド」に

 世界ブランド実験室(WBL)が調査した「世界でもっとも影響力をもつ100のブランド」がこのほど、明らかになった。それによると、コカ・コーラが第1位、マクドナルドが第2位、ノキアが第3位だった。中国の家電メーカー大手・ハイアールは、中国内地のメーカーとしては唯一ランクインし、95位だった。


中国外交文書を初めて公開

 中国外交部(外務省に相当)はこのほど、「外交部開放オオ案借閲処(貸出・閲覧所)」の開所式を行った。それにより、外交部に保存されている新中国成立以降の外交文書の一部が、国内外に正式公開されることになった。

 まず公開されたのは、外交部の1949〜55年の文書。文書の公開は、新中国成立以降の外交活動、およびそれにより得られた成果を国内外が理解する手助けとなり、新中国の外交方針や政策、中国外交史の研究を促進するものとなる。

 公開の対象は、中国の国民と組織、香港・澳門」(マカオ)・台湾の同胞、海外華僑・中国系外国人、および外国の組織と個人。今回の公開は、国際慣例に従った現れであり、中国の民主政治と文明進化を反映するものとなった。(『新京報』)


谷村新司氏、秋から上海音楽学院で教鞭

 名曲『昴』の歌い手として、中国でもよく知られている谷村新司氏が9月、上海音楽学院に新設される現代音楽学部の常務主任に就任する。9月以降、作詞、作曲、編曲などの授業を受け持つほか、中国人歌手のプロデュースも手がける。


外資系銀行が協力のクレジット・カードを初めて発行

 このほど、中国で初めて外資系銀行が管理に参加し、技術協力する人民元・外貨併用のクレジット・カード「上海浦東発展銀行クレジット・カード」が発行された。上海浦東発展銀行の頭取・金運氏と、シティバンク・グループのCEO(最高経営責任者)チャールズ・プリンス氏が、ともに式典を執り行い、中国の有名なオーケストラ指揮者・陳燮陽氏が初のカード保持者となった。

 このクレジット・カードは、VISAカードが含まれており、中国30万・世界2000万以上の場所で使用できる。それは外資系銀行が、中国内地のクレジット・カード市場に、正式に参入したことを表している。


イギリス留学が依然No.1

 北京の各留学あっせん会社の専門家たちの分析によると、今年はイギリスが依然として留学先の1番になるという。それによると、留学先は"多元化"の趨勢にあるが、伝統的なヨーロッパの教育を重んじる一部の国々、とくにイギリスは依然として人気が高い。全体的な教育水準から見ると、イギリスは世界でもベスト3に名を連ねている。学費は高いが、教育の質も比較的高い。しかもイギリスは教育環境の許容量があり、多くの名門大学で未だ中国人留学生を受け入れていない。イギリスの大学は中国人留学生が「氾濫」することを恐れないという。イギリス留学の申請も、比較的通りやすくなっている。(『新京報』)

稀少水鳥保護に向け、225の湿地保護区建設

 中国国家林業局の『ラムサール条約』(特に水鳥の生息地として国際的に重要な湿地に関する条約)実行事務室の責任者はこのほど、国務院が批准した『全国湿地保護プロジェクト計画』の内容として、2004〜2010年の間に、225の湿地保護区の投資建設を進め、湿地の保護、管理、建設体系を絶えず改善することで、湿地保護と管理の先進国を目指すと語った。

 最近行われた初の湿地資源調査によると、中国には3848万ヘクタールの湿地がある。これはアジアで1位、世界でも4位に位置する。中国の湿地の生物は多様である。水鳥だけで271種に達し、絶滅の危機に瀕する稀少水鳥の重点地域といえる。


世界トップ500企業、中国に合弁病院設立

 韓国の3大財閥の一つ、SKグループの傘下にある合弁病院「北京愛康病院」がこのほど、北京市東部に落成した。これは中国初の世界トップ500企業が投資、設立した外資系病院である。

 同病院では、健康診断の際に、他の中国国内の健康診断センターとは異なる理念に立つ。病理検査、心理検査、体質検査のすべての項目を診断に加えることで、中国で初めて「3次元検査」という医学理念を導入する。


SARSワクチンの臨床実験、近く開始
  

 SARSワクチン課題グループは近く、SARSワクチンの第1期臨床研究に協力する30人のボランティアを選抜する。候補は男女半々で、年齢は18歳から40歳、公募はしない。

 関連部門の責任者は、これまでの科学研究のデータと結果から、SARSワクチンの有効性に自信を見せるが、いかなる研究成果にも不確定要素があることは否めず、一定のリスクがともなうと述べた。

 また、ボランティアとしての参加と辞退は、ともに自由意志により、途中での協力辞退の権利も持ち、研究過程で異常が発生した際には、時を置かずに治療を受けることが保証されていると語った。(『北京青年報』)

  
大相撲中国公演、6月に北京と上海で開催

 大相撲の中国公演が6月、31年ぶりに行われることになった。中日両国のテレビ局はそれぞれ、生放送か録画放送を行う予定。

 今回の公演は、中華全国体育総会と財団法人日本相撲協会が共同主催し、中日友好協会と社団法人日中友好協会が運営する。公演は北京の首都体育館で6月5、6日に、上海体育館で9、10日に、合計4回行われる。中国人力士の仲の国関、蒼國来関も訪中団の一員として参加する。

 写真は右から3番目が駐日中国臨時代理大使・程永華氏、中央は日本相撲協会理事長・北の湖敏満氏、左から3番目は日中友好協会理事長・村岡久平氏。(写真・張哲)


上海の主要プロジェクト、世界から公開入札

 上海市はこのほど、2004年の科学技術発展のための重点項目を確定し、その最重要課題である科学技術プロジェクトは、国内外に向けて公開入札を行うことを決めた。

 「科学教育による振興」戦略を迅速に推し進める目標をめぐり、科学技術の新たな創造を図る「登山計画」を進めることは、今年の上海における科学技術発展の重点課題の一つである。

 具体的には、新たな燃料電池自動車や光子材料、ナノテク材料、ゲノム研究、空間科学、海洋科学の分野のプロジェクトを推し進め、年内に、一連の独自の知的財産権を有する技術と製品を形成することなどを目指す。

復縁ホットライン、大当たり

 離婚後に復縁の希望を口にするのは難しい。

 このほど、南京の「鴻河有約結婚紹介センター」が「復縁ホットライン」を設けたところ、短期間でたくさんの復縁希望者から相談があった。一般的に、離婚した夫婦が復縁を考えるきっかけは、子どもである。子どものあどけない言葉が、両親の心を揺さぶる。

 南京で復縁者が増えていることについて、江蘇省社会科学院の研究者は、一時の感情のもつれで離婚した少なくない夫婦が、新しい恋人との交流の中で、元のパートナーの良さに気づき、復縁を決断していると分析する。(『人民日報』)


60%以上の大学生、婚前交渉に賛成

 このほど四川省成都市で公表された「全国大学生性意識調査」の結果によると、60%を超える大学生が婚前交渉に賛成していることがわかった。『中国当代大学生の性の現状および性教育の実践探索』は、全国教育科学第10期5カ年計画事務室が下達した教育部の重点課題である。

 調査は、全国26大学の大学生を対象に行ったもので、中国でこれまでで最大規模の大学生に対する性意識調査だった。

  
迷惑メール対策、立法化に前進

 メールを受信すると、発信者不明の迷惑メール、しかもひどい場合には、猥褻な広告や賭博などの情報が届く――。このような不愉快な経験を、ほとんどすべてのインターネットユーザーがしている。

 そこで公安部、教育部、情報産業部、国務院新聞弁公室はこのほど、今年中にインターネット迷惑メール特別対策活動を展開し、インターネット環境の浄化を目指す。

 この特別対策活動では、発信元を取り締まり、発信ルートを阻むための措置を取り、サンプルをとり、総合的な対策に取り組む。同活動では、電子メールサービス提供会社の迷惑メール対策への責任を明確にし、電子メール設備を設置すると同時に、迷惑メール対策を行うことが義務付けられた。

 国の関連部門では、迅速に迷惑メール対策に関する立法事務を進めていて、技術標準を打ち立て、迷惑メール防止対策を徐々に法制化、規範化の軌道に乗せ、中国のインターネットの持続的で健全な発展を保障しようとしている。(新華社)

  
公共交通機関、支払いは腕時計で

 江蘇省無錫市はこのほど、公共交通機関を利用する際のプリペイドカード「太湖交通カード」と同じ機能を持つ「腕時計カード」を発売した。同カードの販売価格は258元で、腕時計の中にはあらかじめ50元分のプリペイド金額が登録されている。

 同カードは利用や金額補充が簡単で、携帯にも便利なため、人々は「電子財布」と呼んでいる。すでに上海の乗合バスでも利用できる。

  高速列車の運転士採用試験、心理測定を導入

 武昌‐北京間の高速列車の運転士試験に応募した80人がこのほど、湖北省人民病院精神衛生センターで、少し変わった採用試験、「心理測定」を受けた。

 近く新設される同路線の運行速度は、最高時速200キロに達するため、心理状態をコントロールできる運転士が求められている。

 採用試験で心理測定を導入している国は少なくないが、中国でも徐々に重視されるようになっている。昨年だけで、同センターでは銀行、保険会社、政治・法律機関などから、多くのシステマチックな測定の実施要望を受けた。(『長江日報』)

   
浙江省に、同省初のカーシアターが誕生

 このほど、200人の自動車所有者が、自家用車を運転して浙江省杭州市の宋城華美屋外広場に集まり、車中からの映画観賞を楽しんだ。同広場は、浙江省初のカーシアターである。  
  

2004年版のパンダ金貨発売

 
 2004年版の5枚1セットのパンダ金貨が、中国人民銀行から発行された。販売は中国金貨総公司が行う。5枚1セットの金貨は、2001年以降、様 Xなデザインが発行されていて、収集家からの注目度は高い。金貨の重量はそれぞれ、1、1/2、1/4、1/10、1/20オンス。パンダの図柄を中心に、独特で、躍如として真に迫った図柄をテーマとし、精緻な鋳造技術によって、鑑賞と収蔵の価値ある金貨に仕上がっている。(『北京日報』)