チベット北部で冬虫夏草の人工栽培  


 チベット北部の高原で「やわらかい黄金」と称される冬虫夏草の人工栽培に成功した。関係者は、これを普及させることができれば、高原の生態系を改善することができるとみている。

 冬虫夏草は虫草とも呼ばれ、主に青海・チベット高原の標高3800〜5000メートルの地帯に生息する。世界的に有名な滋養強壮の漢方薬であり、その価格は長期間変わらず、1キロ4万元前後。人工栽培は低コストであるばかりか、その成長周期が野生の場合6年であるところを4年以内に短縮している。  (『北京日報』)

2015年には世界一流大学に

 国内外の学長フォーラムで、許智宏北京大学学長は「北京大学の世界一流大学への発展戦略と実践」という講演を行った。その中で、7年間の準備期間を経て、2005年から10年余りの奮闘の末、世界一流大学の仲間入りをすると語った。しかし同時に、世界一流大学への過程は長期に及ぶので、確実なスケジュールを示すことはできないと述べた。
(『人民日報』)

「三好学生」がなくなる?

 中国教育学会の顧明遠会長は先ごろ、「学校の生徒がまだ成熟していない時期に、彼らを上、中、下などのレベルに分ける『三好学生』(思想が良く、勉強ができ、健康である生徒)の評価選出制度は排除すべきで、どの生徒もみな優れた人材になることを信じなければならない。いかなる生徒の進歩もみな受けとめて、励ますべきである」という意見を提案した(従来、評価選出された生徒は、生徒総数の5〜10%)。

 上海市では今年から「三好学生」という呼び方をなるべくしないようにしており、一般的には「優秀隊員(少年先鋒隊隊員)」や「優秀団員(共産主義青年団団員)」などと呼んでいる。武漢市でも「陽光少年」という評価選出制度を採用している。勉強の成績のよしあしや、全面的に発展したかどうかに関わらず、生徒は自分に長所があると思えば、評価選出に名乗りをあげることができる。新しい評価選出制度は、徐々に保護者や生徒に受け入れられつつあるようだ。(『新華毎日電訊』)

広州新白雲国際空港が正式開設

 今年、広州は国際大都市建設を加速するため、250億元を投資して重点的に都市交通の推進と環境設備の建設を行っている。このほど、広州新白雲国際空港が正式に開設された。国内で最も大きな規模で、最先端の機能を持った現代的な国際空港である。さらに、2年前に世界10大港となった広州港は、国際的に大規模な港として、また華南地区で最も大きな物流センターとして積極的に発展している最中である。(『新華社』)

農民労働者という新しい社会階層を形成

 

 新しく出版された『当代中国社会流動』は、様々な兆候から明らかなように、中国社会において農民労働者という新しい社会階層が形成されたと伝えた。職業上、彼らは労働者であるが身分上は農民である。しかし彼らは労働者とも農民とも異なる。将来の労働力の供給は、都市で増加している労働力ではなく農村労働力の移転にかかっている。農民労働者はすでに中国労働力の主な供給源となっている。(『南方都市報』)

「世界食糧の日」宣伝週間を10月に開催

 今年10月16日は、国連の関係機関が決定した第24回「世界食糧の日」である。今年のテーマは「生物の多様性が食糧の安全を促進する」。中国国家食糧局と江西省人民政府は、江西省南昌市で「愛糧節糧」(食糧を大切にし、節約する)という中国での宣伝週間活動を行う。

 このほか、国連は今年を「国際米の年」と定めている。中国では宣伝週間活動を展開するとともに、米の貿易展示会と米フォーラムを行う。そのうち、米の貿易展示会では、インターネットのオンライン貿易、オークション貿易、協議貿易などさまざまな貿易が行われる。貿易総取扱量は50万トンを超えると予想されている。(『人民日報』)

上海人の最も古い祖先は河南人

 考古学により、上海の最も古い移住者は、およそ4000年前に河南省東部から移動してきたことが明らかになった。2000年から上海の考古学者が調査を始め、松江区広富林遺跡で見たことがない陶器や石製の犂先を発見した。考証の結果、広富林文化は中原文化、すなわち河南省東部地区にみられる「王油坊類型」に属すると認定された。文献の記載によると、4000年前はちょうど河川が氾濫した時代で、河南省東部地区は平坦な地形のため洪水災害が絶えず、人々は災難から逃れるため一家を挙げて移動した。

 「上海は移住者の都市」とされるが、人々は上海移住者について近現代のことしか知らない。大量の考古学的発見は、上海は6000年前に陸地として形成され、社会化が進み経済が繁栄したと示している。(中国新聞ネット)

「鳳凰号」 鄭和の西洋下りをたどる

 偉大な航海家であった鄭和の西洋下り600周年を記念して、香港鳳凰電視台は「鳳凰号の西洋下り」というイベントを開催する。鄭和の西洋下りの航海路線をたどり、その足跡を訪ねるものである。「鳳凰号」は全長12メートル、幅4メートル、重量10トン、風力を主要な動力とする一本マストの帆船。この航行は8カ月間、ベトナム、シンガポール、インド、イランなどを経て、来年春にアフリカのケニアに到着する予定だ。(『新京報』)

日本人専門家 重慶で環境教育を行う

 重慶・永川市小中学校の環境教育を推進し、環境教育の教授レベルを上げるために、重慶市自然志願者連合会と永川市青城路小学校が「中日友好重慶・永川市環境教育中堅教師育成セミナー」を開催した。日本環境教育専門家の小寺正明氏ら3人を招き、永川市の小中学校36校の中堅教師47人が環境教育の講義を受けた。

 小寺正明氏、荒城義雄氏、江頭基子氏の日本環境教育専門家は3日間で、大気環境の観察実験、水質環境の観察実験及び相互学習法などを教授した。(『重慶晨報』)

 

北京初のソーラー信号機

 北京で初めてソーラー機能のついた横断歩道信号機が先ごろ、天安門広場東側の中国国家博物館の西門前に設けられた。従来の信号機に比べると、ソーラー信号機が利用するのは太陽エネルギーで、省エネや環境保護にも役立つという。充電機能もあるので、曇りや雨の日、夜間でも、正常に運用することができる。(新華社)

「西気東輸」で天然ガスの需要が増す

 2004年7月末までに、世界の注目を集める「西気東輸」(西の天然ガスを東へ送る)プロジェクトが成功を収め、東部のユーザー20カ所に天然ガスを供給している。昨年10月からの東部地区への稼動以来、累計供給量は5億立方メートルを超えている。中国東部と中部地区の天然ガスの需要が急速に高まり、巨資を投じる「西気東輸」プロジェクトは、前倒しで市場の利益にかなった天然ガス輸送規模に達している。まさに、中国東西部地区の「双贏」(ともに利益を上げる)を促進させる金の「帯」となっている。(『国際金融報』)

日本の中学生 中国家庭にホームステイ

 

 先ごろ、伊勢崎市の中学生2人・田村あずささん、小林裕美さんが安徽省馬鞍山市第7中学校の生徒・陶沙さんの家で、中国の中学生の家庭を一日体験した。

 馬鞍山市と伊勢崎市は国際友好都市であり、その提携は多分野にわたっているが、特に教育分野において様々な交流をしている。この度、馬鞍山市第7中学校は英語の成績が優秀な生徒を6人選び、日本の中学生12人を直接彼らの家庭に招いた(各家庭に日本の中学生2人)。一日を通して近距離で接することにより、中国の中学生の家庭、生活、勉強をよりよく理解することができた。

3500メートル潜水可能の水中ロボット開発

 上海交通大学水中工程研究所の朱継懋所長らは、1年以上にわたる研究の末、水中ロボットの開発を成功させた。そしてこのほど、海底操作のテストも首尾よく終わらせた。この水中ロボットは、空気中の重さ3.25トン、長さ3メートル、高さ1.8メートル。水中で自ら歩行でき、30分かからずに水深3500メートル潜水して作業する。専門家によると、現在中国で最も深く潜水でき、効能も優れている無人リモコン型潜水ロボットであり、総合的に世界をリードするレベルに達している。(新華ネット)

チベット初の航空会社を創設

 チベット自治区で初の航空会社となる「中国国際航空(CA)チベット支社」が8月8日、ラサに創設された。これにより、チベットの空の交通・運輸網がよりいっそう完備され、チベットの全面的な発展と建設のスピードアップが積極的に推進されることになる。

 2004年末までに、同支社は7機の先進的な旅客機を導入。現在、開通しているCAのラサ―成都、ラサ―北京、ラサ―香港、チャムド―成都などチベットに発着する十数路線のほか、同支社はチベットに建設されたラサ空港、チャムド空港、および建設中と建設計画中のニンチ、アリなどの空港間にチベット内の空の便を開設する意向。同自治区内の航空網を、さらに構築していくという。 (『新快報』)

上海の道路が左折禁止に

 

 上海市の交通巡査総隊によると、道路の通行能力を高めるために、同市は徐々に車両の左折禁止道路を増やしていく。もし、この道路計画が合理的であれば、全面的な車両の左折禁止後、上海の道路通行能力は従来より10%高まるという。


 同総隊・自動車道路管理処の関係責任者は、「車両の左折による道路交通への影響は大きく、それは車両の交通量を減らし、スピードを遅らせる。さらに、状況いかんによっては、車両の左折禁止の範囲を内環線内から内環線外へ、また中環線へ拡大させる」と語っている。(『新聞晩報』)

三峡ダムの新景観が海外客を招く

 2004年8月10日午前、海外の観光客が長江三峡ダム右岸のダム観賞スポットで、ダムの排水を見学した。三峡ダム左岸プロジェクトは基本的に完工し、それに従い右岸の3期プロジェクトの工事はピークに入った。左岸のダム排水景観は基本的なスタイルができあがり、今年3月以降、三峡ダム観光の海外観光客はすでに5万人以上に達した。(『山西日報』)