【馬さんの一言】
毎日スクープがあること、取材を通して誰かの力になれることを願っています。読者からの感謝の電話が仕事の原動力!

 父親の影響を大きく受けて育った。2〜3歳の頃、父親は毎日寝る前に『三国志演義』や『水滸伝』など中国の古典書の物語を聞かせてくれた。その豊富な知識をたくさん吸収し、四歳の頃には本を持って幼稚園の友達に読んで聞かせるまでになり、まるで「小さな博士」のようだった。

 小学生の頃から優秀で、両親を心配させたことがない。大学卒業後は公務員試験にも難なくパスした。しかし単調な職場環境にはあまり合わず、雲南省の地方紙『春城晩報』の記者募集を知って、ためらうことなく応募した。記者になって三カ月後には、すでに実習記者の指導をするまでになった。

 よく一人で映画を見る。映画を楽しむ時には、他の人に邪魔されたくないからだ。一番好きな映画は『ゴッドファーザー』。独特の叙述方法と美しいテーマ曲、そしてマローン・ブランドとアル・パチーノの巧みな演技が印象的で、20回以上は見ているという。


   
[AM9:00]
家の前のバス停で新聞社へ行くバスを待つ。バスを待っている間は、携帯電話でボーイフレンドとショートメールのやりとり。

  [AM9:40]
新聞社に到着。まずはホットラインを受ける当直室へ行って、自分が担当している交通や消防の情報がないかを確かめる。
 
   
[AM11:55]
インターネットで資料を探したり、今日の取材の計画を立てたりして午前中の勤務は終了。社員食堂で昼食をとる。

  [PM2:00]
交通犯が検挙されたとの情報が入り、昆明市の交通警察支部へ向かう。事件捜査の責任者である中隊長を取材し、いきさつを整理する。
 
   
[PM3:30]
新聞社へ戻り、部門会議に参加。紙面拡大の問題について話し合う。6時半に退社。
  [PM8:30]
両親と一緒に夕食を食べた後、居間でゆっくりと団らん。今日の仕事の様子などを話す。11時に就寝。
 




【お部屋拝見!】

両親と同居。馬さんの寝室は8平米。狭い部屋ではあるが、工夫して飾り付けている。この部屋でないとあまりよく眠れない。ゆくゆくは、大きくてきれいな部屋が欲しいと願っている。

 
持ち物
チェック!
  街をブラブラしている時に見つけた布バッグ。4割引の200元で購入。

 
 

取材ノート。記録は手書きで行う。こうしてこそ深く記憶できるという

 
  記者証。研修を受け審査を通って、2004年に国家新聞出版総署から発行された

 
  財布。ボーイフレンドが誕生日に贈ってくれた。友達やボーイフレンドと撮ったプリクラが貼ってある。左にあるブロマイドは大好きな香港のアイドル・陳冠希

 
  日傘。昆明市は雲南・貴州高原に属するので、標高が高く、紫外線も強い。日傘は手放せない
 
 
【プロフィール】 1979年雲南省昆明市生まれ。2002年雲南大学新聞学科卒業。2002年政府公務員試験に合格し、雲南省第2監獄の行政職員となる。2003年10月から雲南省の地方紙『春城晩報』の都市新聞部(社会部)記者。父親は監獄管理局に勤務。

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