2005年10月号に届いた読者の声
 

年画と剪紙の里を訪ねたい    広島市 数佐由美

 私は20年余り、日本版画会に属して木版画を描いています。昨年、中国の年画の記事を興味深く読みました。本当に細かくて色がきれいでした。

 私はかつて北京に行った時、前門ではじめて剪紙を見て、細密で鮮やかな剪紙に目を奪われ、たくさん買って帰りました。1枚1枚広げて見ながらどんなふうに作るのか興味が湧きました。今回の記事で取り上げて下さり、納得でした。いつか天津の年画の里と、蔚県の剪紙の里を訪ねてみたいと思いました。

 私は今、中国語を勉強しています。2008年のオリンピックには自分の語学力で行けるように頑張ろうと努力を続けています。

日中友好の「秘話」に心和む    東京都北区 中川大一

 王效賢さんの一文に、思わず44年前のことを思い出しました。

 当時、私は23歳で、「民間外交」と称して宿泊先のホテル、ニュージャパンでこの代表団の方々を守って緊張していました。国交正常化前で、しかも初の社会主義中国からの女性代表団の訪日は、大きなニュースになりました。一行がハツラツと意欲的に行動され、それでいて謙虚だったことが印象に残っています。

 今回の一文を読み、この時に周総理が浩夫人宛ての溥傑氏の手紙を代表団に託されたことを知り、驚くとともに日中友好の歴史の「秘話」に心が和みました。

声を上げて靖国参拝を止めさせたい    岐阜県瑞穂市 松浦正雄

 「溥傑氏と浩夫人への周総理の配慮」を読んで、周総理の偉大さを再認識しました。それと同時に、小泉総理の靖国神社参拝について、改めて怒りが込み上げてきます。

 また、それを止めさせることが出来ない日本の現状について、自分自身ももっともっと声を大いにして、止めさせなければと痛感しています。「日中友好」の源にすべきことでもあるとも思っています。

靖国参拝に反対の日本人も多数いる    東京都狛江市 岩崎鴻一

 胡錦涛主席の重要講話は、断片的には報道されたが、貴誌で詳報を知った。胡主席の指摘されるように、日本には総理の靖国神社参拝を支持する人がいるのは現実だ。

 しかし、過去、右寄りといわれる中曽根総理が貴国などの批判を受け、すぐ参拝を止めたこともある。現総理の自省ある行動を望むのは、貴国だけでなく、日本人にも多数いることを知っていただきたい。

浩夫人への周総理の配慮に深く感謝    大阪市 竹之内元子

 私は大正末期に生まれ、動乱の昭和に成長して生き残りました。同年代の女性として、溥傑氏と結婚され、波乱万丈の運命に翻弄された浩姫様が、戦後いかに生活されておられるかと案じ申し上げておりました。

 周総理の広く温かいお心で、また中国の皆様のご厚意で、溥傑様と一緒に北京で落ち着いて生活されたと知りとても嬉しく、周総理をはじめ中国の人たちに感謝申し上げる次第でございます。

孟姜女の深い愛に感動した    群馬県安中市 浦野済護

 孟姜女を知ったのは、二胡の曲でありました。二胡の音に感動して、ただただその音に酔っており、詩意は全く別にありました。

 ところが、祭りの歳時記の「寒衣節」を読み、孟姜女の深い愛を知りました。万里の長城を泣き崩すような恋をしたいものです。

隠れた文化・芸術・祭祀の記事を    岡山市 安井照幸

 「木と石と水が語る北京」で紹介された潭柘寺は、2001年に旅行した場所だけに感慨深く読みました。交通のままならぬ時代、高い学問文化を求めた1人の日本僧侶・無初徳始禅師を手厚く祭って下さった中国の方々の深いお志に、感謝の意を表します。機会がありましたら、再び潭柘寺塔林を訪ね、ご遺徳を偲びたいと願っています。

 これからも、中国各地の隠れた文化・芸術・祭祀など、未発表の解説を掲載した記事をお願いします。

 (担当者 張 哲)

 


     

 
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