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高級品を買う若者たち

  最近の中国では、高級品の消費が、若い人に移ってきている。60%を超える若者が「人生、時機を逃さず享楽を追い求める」という考え方で、高級品をすすんで買っている。

  高級品を買う若者は、2つのパターンに分かれる。その1つは、若いエリートホワイトカラーを主とする、流行を追う階層で、自分自身の身分を高く見せるために高級品を購入している。もう1つは、もっと若いグループだ。消費する経済力がないにもかかわらず、ブランド品で自分を飾り、将来は、もっと多くのブランド品を購入するだろう。

  多くの専門家は、若者の高級品を買う現象について、悲観はしておらず、若者が高級品の中にある文化を感じ、消費者から鑑賞者へ、そして創造者になり、中国の高級品文化を作り出してほしいと願っている。(新華ネット)

国際貿易投資の危険指数

  中国で初めての「国際貿易投資危険指数」が北京で公表された。国際貿易投資のリスクが最も小さいとされたのは、1位がアイルランドで、香港、シンガポール、スウェーデン、フィンランドが続き、中国は9位だった。

  報告は、ヨーロッパ、アジア、アフリカ、北アメリカ、ラテンアメリカ及び大洋州の75カ国と経済体に触れ、グローバルの視点から、21世紀に入った後の、世界政治と経済発展の変化を研究した。また、上記の地区の政治、経済、政策、支払いに関してのリスクという4つの大きな指標と、16項目の指標を分析し、政治、経済の環境及び、政策変化の特徴、国際貿易投資のリスクと趨勢が研究された。

  評論では、中国大陸が上位10位に入ったのは、中国が平和と安定を保持し、経済発展に専念した結果だったと述べている。 (『北京青年報』)

ハイビジョン放送の普及へ

  中央テレビ局(CCTV)の傘下にある中央デジタルテレビメディア有限公司と日立は、CCTVが、全世界で初めて中国語デジタルハイビジョン放送チャンネル「高清影視」を、双方の連携によって始めるという協議に調印した。

  視聴者は、本当のハイビジョン放送を見たいと思っているが、それにはハイビジョン番組、発信システム、ハイビジョンテレビとチューナーの3つの条件がそろっていなければならない。

  CCTVは、豊富な番組と確実な発信技術サービスを、日立は、ハイビジョンテレビとチューナーを提供することによって、視聴者は順調に「高清影視」を見ることができる。

  現在、CCTVのハイビジョン放送は、すでに重慶、青島、深センなどの十数の都市で普及されつつあり、2006年内には全国に広められる。この市場の潜在的な収益は、千億元に上ると予測されている。(『北京青年報』)

淡水化工事、天津で始まる

  中国最大の、海水を淡水化する工場の建設が天津で始まった。投資総額は7億5000万元。このプロジェクトは今後、地元住民の生活や工業に水を供給し、天津大港地区及び天津浜海新区の水資源の不足を緩和する。

  このプロジェクトの第1期建設規模は、1日10万立方メートルの淡水を生産し、2007年に完成する予定。2008年以降の第2期建設規模は、1日15万立方メートルを供給する。

  この工場は、世界最先端の淡水化システムとエネルギー回収システムを採用するため、海水の淡水化率とエネルギー節約のレベルアップが見込まれる。(『人民日報』)

私塾で優雅な心を

  江蘇省蘇州に、「菊斎私塾」という私塾が現れた。講座を担当する教師は、伝統的な中国服を身につけ、授業前には学生を連れて孔子像に敬礼する。学生の年齢は、6歳から10歳。

  この私塾は、数人の古文愛好者によって設立された。目的は、国学を発揚し、児童の古典文化への理解と優雅な心を育成することにある。主要な課程は、『論語』『孟子』などの中国古典のほかに、古樂、書画、茶道なども教える。学費は月320元、学習期間は1年で、週末に授業が行われる。

  この私塾に賛同している多くの親は、現在の学校教育は、大学に入り、就職口を見つけるためだけで、道徳教育に欠けるが、私塾で子供が道徳観や健康的な心を育てることによって、テンポの速まりつつある社会生活に適応できると考えている。 (新華社)          

「クリック小説」とは?

  最近、「クリック小説」が、1つの新しい出版運営のモデルになっている。「クリック小説」とは、インターネットに連載した小説を、どのくらいの人が読んだかを、編集者と出版社が追跡調査し、その小説へのアクセス数が多くなった時点で、出版するというもの。

  一般のインターネット小説と違うのは、まずインターネットで、読者の小説に対する興味を引き、その小説を読んだ人が多くなった段階で、ホームページでの掲載を止め、続きを読みたい読者が、本屋へ買いに行くほかないという点だ。

  これについて専門家は、「インターネットの発展は、文学愛好者に、文章を書く場と、発表の新しい世界を提供した。インターネット文学を、紙製の読み物にすることは、読むことと普及を便利にしたが、作家と出版社は、アクセス数を追求すると同時に、作品に内包するものも重視し、社会や読者に認められる作品を創作しなければならない」と述べている。(人民ネット)

「孔子教育賞」の設立

  国連教育科学文化機関(ユネスコ)の「孔子教育賞」の設立が、北京で発表された。この賞は、中国政府の名義でユネスコが設立したもので、初めて中国人の名にちなんだ国際賞である。この賞は主に、国民教育分野で際立った業績を上げた政府機関や非政府組織、すぐれた貢献をした個人を表彰する。2006年から、山東省と山東省済寧市が毎年15万ドルを拠出する。

  「孔子教育賞」には毎年、国際教育専門家委員会が評議、審査して2人の受賞者を選び、ユネスコが国際孔子文化祭の期間に発表し、受賞者は賞金、証書、メダルのほかに、孔子の故郷を考察する機会が1回与えられるという。(『北京青年報』)

結婚式のない結婚

  中国の東部沿海及び大中都市では、結婚届けだけをして、結婚式を挙げない新婚夫婦が現れ、しだいに人々の理解と共感を呼んでいる。

  中国人の伝統的な考えでは、にぎやかな結婚式を挙げることはとても大切な事だった。しかし結婚式の規模や披露宴の費用がどんどんかさむにつれ、経済的に無理だと考える多くの人は、結婚届けだけですませるようになった。

  今の若者の多くは、高等教育を受け、開放的な考え方や、しっかりした文化素養を持っている。彼らにすれば、盛大な結婚式は自分だけでなく、他の人たちにも負担をかけるもので、繁雑な結婚式をやめてしまおうということなのだろう。

  社会学者は、かつての仲人を立てる正式な結婚から、届けだけで済ませる結婚への変化は、現代の文化や考え方が、人々の結婚観に影響をもたらした反映であり、社会の進歩の現れでもあると考えている。しかし依然として多くの人は、結婚が人生の転換点であり、結婚式は、育ててくれた両親への感謝と、親戚や友人との心の交流の方法であるとして、いいかげんにはできないと考えている。(新華社)

成績より心の健康

  上海の18歳以下の子供を持つ家庭では、子供の教育にかかる費用が、家庭収入の4分の1を占め、米国やカナダなどの国よりかなり高いことが、上海市社会科学院の調査で明らかになった。

  同調査によれば、上海の家庭では、普遍的に子どもの教育への期待がとても高く、41.8%の親が大学卒業を、23.6%の親が修士号の取得を、16.3%が博士号取得を望んでいる。

  また大多数の親は、次の世代の道徳感を養うことが最も大切だと感じており、学習成績よりも心の健康がとても重要な育成目標の一つに躍り出たことが明らかにされた。(新華社)         

ネットゲーム中毒への対策

  現在、中国のインターネット人口はすでに1億2000万人に達し、そのうち25歳以下は、その半分を超える。そして、すでに社会問題となっているのが、青少年たちのネットゲーム中毒である。

  この問題を解決するために、2006年初め、中国の全てのネットゲームに、中毒防止システムが取り付けられることになった。このシステムは、3時間以上ネットゲームをした場合、ゲームで得られる得点やアイテムが半減し、5時間し続けたときには、獲得したものがすべてなくなる。

  専門家は、このシステムで、ある程度ネットゲームに浸る習慣を防ぐことができるとしている。しかし、知識を増すネットゲームを多く開発し、若い人たちに多くの遊び場を与えることこそが、青少年のインターネット中毒を解決する道であると考えている。 (『北京晩報』)

週末は郊外の自宅へ

  絶えず上がり続ける北京市街区の住宅価格。そんな中で、家を購入したい多くの人が、価格が比較的安い郊外に目を向けている。しかし市街区から遠く、交通も不便で、時間の浪費という問題も起こってきた。そのため、若いホワイトカラー層で流行り始めたのが、「5+2」と呼ばれる生活方式だ。

  「5+2」とは、郊外に住宅を購入しながら、市街区に住居を借りている人のことを指す。月曜日から金曜日までの5日間は、仕事に都合のいい市内で過ごし、週末の2日間は、郊外の家に戻って心身をリラックスさせる。

  このような生活を選んでいるのは、一カ月の収入が7000元以上で、仕事のプレッシャーが大きく、常に残業があり、片道の通勤時間が車で1時間以上かかる人たちである。 (中国ネット)

台湾から大陸に就職

  中国の台湾省で行われた人的資源の調査では、台湾の職場は大陸との交流をさらに重視し、大陸に赴き就職を希望する人の数が増えていることが、明らかになった。

  台湾の就業者たちは、職場で7つの力が必要とされる。その中でも特に強調されるのが「大陸の力」と呼ばれる能力である。これは大陸への理解や、大陸の人とともに仕事をする能力のことである。この他にも「二カ国語能力」「業務能力」「EQ・情動(こころ)の知能指数」「財務分析能力」「研究開発、設計能力」などがある。

  2005年末には、修正後の『台湾・香港・澳門住民の大陸での就職管理規定』が正式に実施され、この規定により、台湾省住民が大陸で就職した際、職場条件やそれに関する手続きが緩やかになり、大陸での就職を望む台湾同胞には、有利な条件を提供する。 (新華ネット)

「環境にやさしい五輪」に向けて

  北京市政府は、イタリアの環境・国土省と、「環境にやさしい五輪」を支持する合意書に署名した。イタリア政府は、北京市に、オリンピック選手村の太陽エネルギーの設備と、それに関する技術の購入費用を提供し、北京市は2000万元を出資して建設する。

  2008年、北京オリンピック選手村では、主に太陽エネルギーによって、生活に必要なお湯が提供される。

  太陽エネルギーの給湯設備とオリンピック選手村の建設は同時に竣工され、オリンピック終了後は、地元の2000戸、6000人に給湯される。 (『人民日報』)

有機肥料を使って土壌改良と品質向上

  上海市政府は、有機肥料を農村に広め、1ムー(6.667アール)の田畑に有機肥料を150キロ使用する規定を出した。農民は1トン400元の有機肥料を購入すれば、政府は250元を補助する。すでに50万ムーの田畑で有機肥料の使用が始まっており、上海市政府は、すでに2250万元の財政支出を行った。

  養殖と栽培が離れた場所で行われるようになり、家畜の糞便は田畑から遠い所に堆積され、環境の汚染源になっている。

 一方、農民は効果的な化学肥料に頼り、土壌の汚染と破壊を招いている。この2つの深刻な問題に直面している上海市は、養殖業が出す糞便を有機肥料に加工し、農村に広め、土壌の改良だけでなく、農産物の品質も向上させた。 (人民ネット)

水素燃料電池のバスが始動

 2006年初め、清華大学の研究開発による水素燃料電池のバス(水素エネルギー電動バス)が、まず北京で走ることになった。水素燃料電池のバスは、2008年オリンピック時に、選手たちのために活躍する。

 水素燃料電池とは、水素を電気エネルギーに変えたもので、自動車の動力に使われる。普通のバスと大きく違うのは、有害の気体を発生させない点だ。

  現在、自動車の生産と消費の大国になった中国では、自動車の排気ガスが、環境汚染の要因になっている。持続可能な発展のために、水素エネルギーの開発と利用は、まさにエネルギー危機と環境汚染問題を解決する有効な方法となるだろう。 (『人民日報』)

確かな宝石鑑定のために

 15人の宝石品質鑑定師が、財産認定業務執行資格制度試験を経て、職業資格証書を手にした。これは宝石類の専門技術者が資格認定されたのは初めてである。

  職業資格を手に入れるには、多方面の技能の審査を通らなければならない。受験者はまず、宝石品質検定師になり、「資産評価」「経済面の法律」など関連する試験を受けた後、職業資格証書を得ることができる。

  現在、中国の宝石業に従事する人は200万人、企業は約1万社あるが、宝石品質鑑定の専門家は、全国に200人しかいない。多くの宝石鑑定者は、自分の経験だけに頼り、誤った判断や、正確ではない鑑定が多く発生してきた。今回の審査により、中国に正式な宝石品質鑑定師の団体が生まれたことになる。 (『中国婦女報』)



 
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