[上海 生き生きガイドB]  
2010年の上海万博は今から――ようこそ中国へ  

浦東の新しい風景
  上海は長江に流れ込む黄浦江で東西に分割されている。西側の浦西地区は、依然として旧上海の華麗な雰囲気に満ち溢れ、東側の浦東地区は、新上海の現代的な風格を体現している。そんな浦東地区を代表するスポットといったら、ビジネスエリアである陸家嘴のほか、世紀大道、世紀公園、上海科学技術館などがある。

世紀大道


 東方明珠タワーを西端とする全長5キロ、幅100メートルのメーンストリート。「東方のシャンゼリゼ」との誉れが高い。北側にはさまざまなテーマを持つ8つの植物園があり、道路沿いはまるで園林のような景観だ。

 世紀大道のもうひとつの見所は、周辺にある独創的な彫刻。例えば、「木、火、土、金、水」の5つの元素を含む「五行彫塑」は、中国の甲骨文字を基に形づくられているが、現代的な雰囲気にも富んでいる。ほかにも、古代の砂時計や日時計をモデルにつくった大型の彫刻などがある。

開放時間:終日 交通:地下鉄2号線「陸家嘴」駅 路線バス983路


世紀公園

 世紀大道を東へ行くと、世紀公園に着く。公園の敷地面積は約140万平方メートル、主に芝生、森林、湖で構成されている。湖の中央には島が設けられ、野外音楽広場などもある。都市の人々が自然を身近に感じられる最適な場所だ。 

開放時間:7時〜18時 交通:地下鉄2号線「世紀公園」駅 路線バス788、794路


上海科学技術館

 

 世紀大道と世紀公園の間に位置する。外観はかなり奇抜であり、まるで西から東へゆっくりとひもとかれる絵巻のよう。全館のテーマは「自然・人・科学技術」。「地殻探険」「生物万象」「子供の科学技術村」「知恵の光」「設計傑作」「視聴の楽園」の6つのエリアからなる。中国でもっとも最先端の科学技術館のひとつだ。

開放時間:9時〜17時 交通:地下鉄2号線「楊高路」駅 路線バス794、640路


 
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