『読庫』

同心出版社 
2006年2月 30元
  『読庫』は、出版プロデューサーの張立憲が企画、出版したシリーズ。最初は2カ月に1冊の出版予定で、今年2月に第1冊が出版された。317ページに収録しているのは、新聞や雑誌に掲載されにくく、1冊の本にするにはページ数に欠ける文章などで、出版と保存価値のある中篇の読み物である。
 
  人気漫才師の郭徳綱についてのニュースやインタビュー、漫才作品、ルポ小説『追我魂魄』(自分の魂を追う)、『香港(歌曲)詞人記痕』、中国の前衛演劇を追憶した『名劇的児女們』(有名演劇の男女たち)など、読みやすくて文化的価値のある作品が、数多く収録されている。
 
  『読庫』は発行前に何の宣伝も行われなかったが、どのように原稿を集めているかという、全ての出版プロセスの記録を、ブログで発表している。その独特な題材選定とシンプルなデザインは、多くの読者を引きつけている。   


『一座城池』

 韓寒・著

二十一世紀出版社 
2006年1月 19.9元
  この本は、1980年以降に生まれた作家たちを指す「80後」の作家、韓寒の最新作。
 
  物語は、学校を中退した「自分」が、集団暴力事件を起こし、友だちの健叔と上海から小さな町に逃げるというところから始まる。小さな町の旅館に泊まり、毎日町をぶらぶらするうちに、新しい友だちの王超と知り合い、一連の面白くて不条理な物語が展開していく。
 
  『一座城池』は、韓寒作品の中のクールなユーモアや批判精神が一貫して続いており、本人がいままでで最も満足している長編小説である。

『人民中国』おすすめのベストテン

1.『手芸北京―民間芸術的知識性之旅』  呉惟・著 北京図書館出版社
2.『D調的華麗』   周傑倫・著 接力出版社
3.『書趣』   劉心明・編著 山東画報出版社
4.『中国伝統武術史』   于志鈞・著  中国人民大学出版社
5.『優雅』   (法)Dariaux・著  当代世界出版社
6.『面対〈面対面〉』   王志等・著  文化芸術出版社
7.『単身女性調査』   呉淑平・著  天地出版社
8.『夢里人』   姚非拉・著   接力出版社
9.『牛猫加菲』   左刀刀・著 朝華出版社
10.『誰在説』   吉豊・編著  東方出版社
 
本社:中国北京西城区車公荘大街3号
人民中国インタ-ネット版に掲載された記事・写真の無断転載を禁じます。