2006年4月号に届いた読者の声
 

水野さんの解説に納得    千葉県成田市 浜口孝昭
 
  「名作のセリフで学ぶ中国語」を毎回楽しく読んでいます。今回取り上げられた『単騎、千里を走る。』は張芸謀監督が『あの子を探して』や『初恋のきた道』の路線に戻った作品として期待して見に行き、それなりの感動を受けたものの、今一つ納得できないわだかまりを感じていました。
 
  その原因が自分では表現できずもやもやしていましたが、水野衛子さんの「@高倉健の意向に沿いすぎた脚本の説得力の乏しさAスター高倉健中心にしすぎたことに無理はなかったか」というご指摘を読み、そのもやもやが消えました。やはりプロの見方、表現は的確だと改めて感服しました。

じっくりと歩みを進める国    広島県東広島市 石碕正光

 中国人民の生活実態についての記事に関心を持っています。現在の中国は日本と同様、国民の生活格差が大きな問題のようです。私は何度か中国を訪れていますが、人々の生活に直接触れた実感と『人民中国』誌上で見る人々の生活には大きな格差を感じます。
 
  生活格差の問題は性急な改革の結果だと考えます。中国の進める改革開放を決して否定するものではありませんが、昔から中国は「悠々の国」といわれるように、性急な変革は似合わないと思います。中国はもっとじっくりと歩みを進める国です。

「中国人の苗字」はいい資料    山口県下関市 吉見利夫

 「中国人の苗字 おもしろ談義」を読みました。私は今日まで、馬、高、竇、ケ、荊、史、戚、張、李、陳、黄、朱、韓、孟、于、程という16の苗字の先生から中国語を教えてもらいました。その中には三大姓の李さん、張さんが2人ずつおられ、計18人の先生方です。記事中で、于姓は東北三省に集中するとなっており、私の先生とも合致します。

 この「中国人の苗字」は白い大きな紙に書いて、学習仲間にも知らせようと思います。いい資料に感謝します。

山の郵便配達に心から声援    東京都八王子市 中條淳之

 現在、中国ではインターネットや携帯電話などの情報伝達手段が凄まじく普及している。特集で紹介された「フラッシュアニメ」も同じ類のものと考えられる。

 しかし一方で、『山の郵便配達』といった、現在の日本では考えられないようなことも実在しているという。情報伝達手段としては最も古典的で、最も遅れたやり方かも知れないが、人の心と心を繋ぐ温かみを感じる。私は心の中で「山の郵便配達屋さん、頑張れ」と声援を送っている。

靖国参拝に抵抗したい    岐阜県瑞穂市 松浦正雄

 先日、南京の虐殺記念館へ行ってきました。改めて、これらの命令者(戦争犯罪人)を祀ってある靖国神社への参拝問題について、小泉首相に対して怒りがわいてきました。そして、それを阻止できない状況、私自身の力のなさが込み上げてきます。それでも、少しでも抵抗することを誓って帰ってきました。

北京のトイレを思い出した    東京都世田谷区 木下博民

 「わたしの一日」に感動しました。昔、天安門広場近くの公衆トイレに行ったら、暗くて目が痛くなるほどの悪臭が充満していましたが、その何年か後に行きましたら建て替えられており、安徽省出身の青年が働いていたことを思い出しました。

 今回の記事で「2類」は水洗、「3類」は胡同の辺りにある汲み取りトイレと分かりましたが、「1類」というのはあるのでしょうか。

編集部より
 
 本記事を取材した時点では、中国の公衆トイレには「1類」という基準はなく、最高のレベルが「2類」でした。しかし現在、「2類」よりもさらに先進的で衛生面でも優れた「1類」トイレの建設が始まっています。特に北京では、オリンピックに向けて「1類」トイレの建設が盛んになることでしょう。
 
 トイレ事情から中国の社会を覗くのも面白いかもしれませんね。

 (担当者 張 哲)

 

     

 
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