編 集 後 記  
 
 
 
 

 

  ▽出張で日本を訪れています。1930年代に建設された小海線野辺山駅は最も標高が高いJRの駅で、1345.67メートルだと聞きました。一方、7月に開通した青蔵鉄道の最高地点は5000メートル以上で、小海線の最高地点に富士山を足した高さです。
 
  このことから、70年余りで鉄道技術が目覚しく進歩したことがわかります。もちろん、青蔵鉄道がもたらしたのは技術の進歩だけではありません。特集では本誌記者が自らの体験をもって、列車内外の様子を報告。また、建設過程のエピソードや沿線住民の生活にどんな変化がもたらされるかを紹介しました。

  ▽「放談ざっくばらん」は、中国国際放送局キャスターの王小燕さんが執筆しました。「花岡事件」が発生した大館市では、地元市民が悲惨な歴史を忘れず、記念館を建設することで後世に語り伝えようとしています。「負の遺産」を理解と信頼を深めるツールに転化させようと努力する地元市民の思いが文章から伝わってきます。

 ▽来年の新企画の準備を始める時期になりました。そこで私は、各方面の意見を聞くため、東京支局に出張しています。読者の方々と各界の友人たちは本誌に対して厚い期待を寄せてくれ、たくさんの具体的な意見をいただきました。来年の誌面でこの期待に応えたいと思います。この場を借りて、今回の日本出張の期間に、さまざまな提案や手助けをしてくれた友人たちに感謝します。  (編集長 王衆一)

   

 
 
本社:中国北京西城区車公荘大街3号
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