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外銀、しのぎを削る

 中国は2006年12月11日から、外資系銀行の現地法人に人民元業務を全面的に開放し、中国の銀行と同様の監督管理を行っている。開放以来、HSBCホールディングス、シティグループ、みずほコーポレート銀行などが現地法人の設立を申請。すでに申請が認可され、人民元業務を開始した外銀もある。また、中国での営業拠点づくりに力をいれ、中国人に適した人民元業務を提供する外銀も少なくない。  (新華ネット)   

原油・製品油の卸売経営権を対外開放

 中国は1月1日から、WTO加盟時の公約に基づき、原油と製品油の卸売経営権を対外開放した。これにより、条件を満たした企業は、原油・製品油の卸売や経営に従事できるようになった。国が原油の経営を一括して管理するこれまでの方法が打ち破られ、今後は、大型の国有企業、多国籍企業、民間企業などが競い合うことになる。  (『新華毎日電訊』)   

中西部への投資を推進

 商務部は2006年、今後3年間で約1万社の海外企業・東部企業が中国の中部および西部へ投資するよう推進するプロジェクト「万商西進」をスタートさせた。中西部は自然資源は豊富だが、経済発展の面では東部と大きな隔たりがある。「万商西進」に応える東部企業は多く、中西部への投資はブームとなっている。  (『経済日報』)

44品目で関税引き下げ

 中国は今年から、イチゴなど44品目の輸入関税率を引き下げ、平均関税率は9.9%から9.8%になった。このうち農産物の平均関税率は15.2%、工業製品は8.95%。今回の引き下げの対象は主に農産物などだった。

 一方、海外で購入したぜいたく品を持ち込んだり郵送したりする際の関税は一部引き上げられた。ゴルフ用品や高級腕時計の税率は10%から30%に、化粧品は20%から50%に引き上げ。これは中国の消費税(ぜいたく品の消費にかかる税金)の調整に合わせた処置。  (人民ネット)   


国家開発銀行 小額融資に1億元提供

 中国国家開発銀行は、中国扶貧基金会が実施する小額融資の貧困扶助事業に1億元を提供することで、同基金会と契約を結んだ。国家の政策性銀行が小額融資の貧困扶助事業に資金提供するのはこれが初めて。まずは2000万元を提供し、福建、山西、遼寧の各省で利用される見通し。  (『中華工商時報』)

新農村建設への財政支出を増加

 財政部によると、今年は新農村建設への財政支出を増やす見通し。教育や衛生、文化などの支出の増加分はおもに農村で利用し、農業土地の開発や農村のインフラ建設に用いる資金を徐々に増やしていくという。  (『経済日報』)   

アルタイ地区で古代スキーの岩絵発見

 新疆ウイグル自治区アルタイ地区の岩窟の天井部に、たくさんの動物やスキーをする人と見られる絵が描かれているのが発見された。足にはスキー板をつけ、手にはステッキを持ち、腰をかがめて尻を突き出した格好の人物が何人か描かれており、古代のスキーに関する岩絵だと考えられる。

 アルタイ地区は、旧石器時代後期(1万〜3万年前)にはすでに人類が活動していたことが確認されている。岩絵は当時の人々が遺したもの。現地の人々は今でも、シロマツと馬のすねの毛皮部分で作った古代のスキー板を使っている。  (写真・新疆アルタイ市政府提供)


北京、公共交通の発展に年間40億元

 北京市は都市の交通システムを整備して市民の便を図るため、軌道交通の建設を加速すると同時に、公共交通に対する年間の財政補助をこれまでの13億元から40億元に増加することになった。また、路線バス網の整備、道路上での路線バス優先の強化、チケットの値下げなども実施する。

 近年、北京市の自動車保有台数は1日あたり1000台増と急速に上昇。2010年には350万台に達すると予測され、交通渋滞がますます深刻になる。そこで、公共交通の発展を優先させることは、交通事情の改善に役立つ。  (『北京青年報』)

  
独自開発のジェット機機首部分を納品

 中国が独自の知的財産権を有する地域路線用ジェット機「ARJ21」の機首部分が、成都市で納品された。「ARJ21」は中国航空工業第1集団公司が独自に研究開発した新型のジェット機で、初めてデジタル設計された。客席は70〜90席設けられ、全工程の予算は約50億元。すでにいくつかの注文が入っている。  (『科技日報』)
  
ヒトの脳細胞移植実験に成功

 中国の科学者がヒトの脳細胞移植の実験に成功した。また、人体組織は成長期がすぎると大きく変化することはないと考えられていたが、幹細胞は絶え間なく生産されていることも実証した。この研究成果は、米国医学誌『ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディシン』に掲載された。

 この実験の成功により、脳損傷患者が幹細胞の治療を通して運動機能を回復できる可能性が大きくなった。  (『人民日報』)  

 
国産の貨物用電気機関車スピードアップの主力に

 中国が自主開発した貨物用電気機関車「和諧」がこのほどラインオフした。中国の鉄道は4月、第6次スピードアップを行う予定で、「和諧」は貨物輸送、快速運輸の主力となる。

 中国北方機関車車両工業集団公司が生産した「和諧」は、国内最高の技術レベルと最大の馬力を誇る。牽引力は5000トン、最高時速は120キロに達する。(写真は第6次スピードアップの作業現場)  (新華社)  

 
農業税撤廃の記念に農民が鼎を製作

 河北省のある農民が、2006年に農業税が全面的に撤廃されたのを記念して、青銅製の鼎を製作した。自費で製作することで、政府の人民に対する優遇政策を支持する気持ちを示したのだという。

 今回製作された鼎は、高さ99センチ、直径82センチ、重さ252キロ。祥雲や麒麟など縁起のよい模様や、中国の地租制度の開始から廃止に至るまでの歴史を記載した560字の銘文が刻まれている。中国には殷や周の時代から鼎を作って物事を記載する伝統がある。  (『燕趙都市報』)


検索エンジンの百度 日本進出へ

 中国検索エンジン最大手の百度(BAIDU)が、今年から日本に進出すると発表した。同社の李彦宏CEOによると、すでに日本で会社登録を済ませ、現地従業員の募集も始めている。

 日本の検索エンジンの主流はヤフーとグーグル。両社で90%のシェアを持つ。李CEOはこれに対し、「中日両国の文字には技術上の類似点があるため、非常に進んだ中国語の処理技術を持っている百度は優位だ」と語る。  (『21世紀経済報道』)

  
昆明に新国際空港建設

 雲南省昆明市で新国際空港の建設が1月に始まった。3年内には竣工し、開業する予定。南アジアや東南アジアと直接つながり、ヨーロッパとアジアを結ぶ中国4番目の国際ハブ空港になる。ビザ発行の機能も備え、観光やビジネスで中国を訪れる外国人の便を図る。  (新華ネット)

中国人の9割 社会経済情勢を楽観

 中国社会科学院と社会科学文献出版社が共同発表した『2007年中国社会情勢分析と予測』から、中国人の約9割が中国の社会経済の発展情勢を比較的楽観していることがわかった。

 この結果は、社会科学院が2006年に行った「社会の調和と安定問題についてのサンプリング調査」から得られたもの。調査は28の省・自治区・直轄市の7140世帯を対象に実施され、7061の有効回答を得た。

 調査からは、都市住民の74.9%が中国は現段階で「非常に調和がとれている」または「比較的調和がとれている」と考えており、75.8%が中国の社会は「比較的安定している」と考えていることもわかった。  (『新華毎日電訊』)   

HSK、今年から改定

 中国語能力認定試験「漢語水平考試(HSK)」が今年から改定される。中国語の総合的な能力とコミュニケーション能力を重視した新しいタイプの問題が追加されるほか、等級を現行の1〜11級から初、中、高級に調整し、それぞれ合格と優秀を設ける。また、各等級で口語表現や作文といった主観的な問題を追加する。  (『新華毎日電訊』)
  
農村の義務教育 完全無料化はじまる

 今年から、農村の小中学生1億5000万人の義務教育段階での学費や雑費がすべて免除になった。これにより、小学生は1人あたり年間140元、中学生は180元の負担減となる。  (新華社)
  
外国人留学生1万1000人に奨学金支給へ

 教育部はこのほど、中国は今年、外国人留学生1万1000人に奨学金を提供すると発表した。これは新中国成立以来、最多の人数。このほか、北京や天津、上海などの地方政府や一部大学も奨学金を設け、外国人の中国留学を奨励する。  (『人民日報』)  
 
上海の孔子廟尊経閣 儒教経典の展示場に

 これまでに何度も修復されてきた上海の孔子廟尊経閣が儒教経典の展示場となり、一般開放された。ここには『二十四史』『四部叢刊』『春秋集伝大全』など儒教の経典や古書が228種、5700冊が保存されている。

 上海の孔子廟は学宮とも呼ばれ、元代に建設された。かつては孔子を祭り、文人たちが集まったり講義をおこなったりする場所だった。尊経閣は孔子廟の重要な建築物で、百家の書物を保存する蔵書楼である。  (『文匯報』)

 
 『新編大蔵経』編纂始まる

 中国初の句読点をつけた『新編大蔵経』の編纂が始まった。字数は3億字を超え、東方出版社から出版される。これは中国最大の出版プロジェクトのひとつで、5年以内に完成する見込み。

 大蔵経はすべての仏教経書を集めたもので、仏教の存在と発展に重要な役割を果たすだけでなく、哲学や歴史、民族、芸術などの分野にも大きな影響を与えてきた。中国は宋代の官製の『開宝大蔵経』からこれまで、組版印刷の大蔵経を数十種類集めたが、残念なことに、これらの大蔵経には句読点がない。  (新華社)

 
「水立方」の外観完成

 水泳競技会場となる国家水泳センター「水立方」の外壁の薄い膜の取り付け作業が完了した。「水立方」は北京五輪のシンボル的建築物のひとつ。メーンスタジアムとなる国家体育場「鳥巣」とともに、北京市の中軸線の北端の両側に位置し、歴史文化の都市である北京のイメージを作り上げる。年末には竣工する予定。

全聚徳の北京ダックなど 北京の無形文化遺産に

 北京市はこのほど、初めての市級無形文化遺産リストを発表した。「相声」(漫才)や老舗・全聚徳の「掛炉北京ダック技術」(かまどにアヒルを掛け吊して焼く技術)、「中国将棋」など9種類48項目がリストに入った。

 このほか、すでに国家級無形文化遺産となっている老舗・同仁堂の中国医薬文化や厰甸の廟会(縁日)、京劇など13項目もリスト入りした。北京市は今年上半期、無形文化遺産の継承について調査・研究を行い、継承システムも確立する予定。  (『北京青年報』)  


『約束の夏』  中国語に翻訳・出版

 若松みき江さんの自伝的小説『約束の夏』(2005年)の中国語訳が当代世界出版社から出版された。戦後、ハルビンから引き揚げる一家の姿が8歳の少女の視点で描かれている。

 1945年に日本が敗戦した後、主人公の父親は捕虜となり、小学校に上がったばかりの主人公と弟たちは、母親に連れられてハルビンから逃げる。そしてさまざまな困難を経て、遼寧省葫蘆島から日本へ引き揚げる。著者の若松さんは、「この本を出版したねらいは、日中両国の若者たちにあの時代の歴史の真実を知ってもらうことです。戦争が両国の人々にもたらした災難を正確に認識してほしい」と語る。

ISBNが10桁から13桁に

 中国は今年から、世界160カ国・地域と同時に、国際標準図書番号(ISBN)の規格を現行の10桁から13桁に改定する。これにより、ISBNコード体系が拡充されるとともに、中国の図書と海外の図書のコード体系が共通するようになる。同時に、ISBNの使用を印刷出版物から電子出版物などの非印刷出版物、特にインターネット出版物にまで広げる。  (『人民日報』)

 
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