胡錦濤主席、ブッシュ大統領と電話会談


 胡錦濤国家主席は3月18日夜、ブッシュ米大統領と電話会談した。ブッシュ大統領は胡錦濤主席の国家主席就任を祝うとともに、中国と緊密に連携し、両国関係を発展させていきたいとの考えを示した。ブッシュ大統領はまた、一つの中国の政策と中米の三つのコミュニケを順守し、台湾独立不支持の方針を改めて表明した。

 これに対し胡錦濤主席は「新政権は改革開放を堅持し、引き続き独立自主の平和外交政策により、米国を含めた世界各国との友好協力関係の発展に努力する」と述べ、両国関係の健全かつ安定的発展を促していく考えを示した。

 両首脳はさらに、イラク問題と朝鮮の核問題についても意見を交換。イラク問題について胡錦濤主席は「われわれは平和を希望しており、戦争は求めていない」と述べ、国連の枠組みによる政治解決の必要性を改めて強調。朝鮮の核問題については「われわれは朝鮮半島の非核化、平和と安定の維持、対話による問題解決を主張している。カギとなるのは早期に対話をスタートさせることであり、とりわけ米朝間の対話が重要だ。同時に情勢の悪化を防ぐ措置も講じなければならない」と指摘した。

      (「人民網日本語版」3月19日より)2003年3月20日