胡錦濤主席、シラク大統領と電話会談


 胡錦濤国家主席は18日、フランスのシラク大統領と電話会談した。シラク大統領は胡錦濤主席の国家主席就任を祝うとともに、中国との協力関係強化がフランスの重点外交政策であることを伝えた。

 胡錦濤主席は「中仏両国はともに世界に大きな影響力を持つ国家だ。複雑で変化の激しい国際情勢の下、両国の協調と連携をより一層強化することは、双方の根本的利益に合致し、世界平和と共同発展の促進に重要な意義がある」と強調した。

 イラク問題についてシラク大統領は「フランスや中国の立場は国際社会の声を反映しているが、情勢はますます厳しくなっている」と指摘。これに対し胡錦濤主席は「国連が役割を発揮してこそ、安保理の結束と威厳を保つことができる。国連の枠組みによる政治解決のみが、イラク問題解決の正しい道だ。中国は政治解決に向けてさまざまな働きかけを行ってきた。両国は安保理常任理事国として、引き続き世界平和の維持に向けて努力していかなくてはならない」と強調した。

        (「人民網日本語版」3月19日より)2003年3月20日