中国各地、米などのイラク攻撃に憂慮


 バクダット時間の20日午前、アメリカなどの国はイラクに対し軍事攻撃を行なったが、中国各地の大衆はこれに高い関心を寄せ、「イラク問題は平和的かつ政治的なルートを通じて解決されるべきで、今度の戦争によって罪のない人々が危害を受けないよう希望する」とこもごも述べている。

 首都北京の大衆は今回の戦争に深い不安を示し、アメリカによるバグダット攻撃が罪のない人々に被害をもたらすことを懸念し、戦争がいち早く終わることを願うと共に、今回の局部戦争は世界のエネルギー供給に影響をもたらすとみている。
また中国南部の都市広州の教師、学生と留学生たちは記者に「アメリカなどの国による戦争は世界情勢にマイナス的影響をもたらし、特にいまの国際秩序を大きく揺さぶる」と述べた。

 さらにチベット自治区政治協商会議のソランロンジュ副議長は「戦争による問題解決をねらうことは理性的ではない。イラク問題の解決では、国連の許可なしにアメリカなどの国が一方的に武力を行使するのではなく、国連の役割を発揮させるべきである」と述べている。

              (「CRI」より)2003/3/21