外交部「湾岸戦争後、イラクに武器提供せず」


 外交部の劉建超スポークスマンは8日の記者会見で、李肇星外交部長とクウェート外相との7日の会談について「中国側はイラク問題に関する原則的立場を説明し、罪のない人々が傷つくのを回避するため、戦争が早期終結することを望む考えを伝えた」と説明した。

 同スポークスマンは「中国側は、クウェートの独立、主権、領土保全を支持し、国連安保理常任理事国として湾岸地域が早期に平和・安定を取り戻すため努力を続ける方針を伝えた。また、イラクによるクウェート攻撃への反対を表明した」と述べた。

 一方、中国がイラクに対して武器を提供しているとの指摘に対し同スポークスマンは、「責任ある国家として中国は国連安保理決議を厳格に守り、1990年の湾岸戦争以降、イラクに対していかなる武器も提供していない」と述べ、全面的に否定した。

(「人民網日本語版」より)2003年4月10日