タイのシリントン王女が
  「理解と友情国際文学賞」受賞

 中国作家協会中華文学基金会主催の第3回「理解と友情国際文学賞」授賞式が8月24日、北京の人民大会堂で行われた。タイの駐中国大使や北京学術文化界の関係者ら200人あまりが出席。万里・中華文学基金会名誉会長、プホ・全国人民代表大会副委員長、孫孚凌・全国政治協商会議副主席など国家指導者たちが、今回の受賞者、タイのシリントン王女殿下に証書や記念の書籍『伝世蔵書』『唐詩』『宋詩』『元曲』などを授与した。

 シリントン王女殿下は1955年4月2日、タイのバンコクに生まれた。81年から10数回にわたって中国を訪問し、『Touring the Land of Dragons』(竜の国を旅して)、『Travels along the Silk Road』(シルクロードを行く)、『Frostwork in the Mist』(霧中の霜)など中国に関する著作を次々と出版した。

 また中国の現代作家・王蒙の小説集『蝴蝶』(チョウ)、方方の小説『行雲流水』、詩選集『琢玉詩詞』(ヒスイの詩)、『詩琳琅』(宝石の詩)などを翻訳し、出版した。

 「理解と友情国際文学賞」は、海外文化交流の促進と民族文化の紹介を通して、世界の人々に中国を理解してもらい、国際間の密接な協力や友好往来をさらに深めることを目的とする。文学賞は文学で中国を表現し、中国と中国文化を紹介したすぐれた功績のある外国人に対して、不定期に授与される(各回につき1人)。国籍や人種、思想信条、信仰、言語文体の制限は問わない。

 第1回文学賞は91年9月、アメリカの有名な女性記者で作家のヘレン・F・スノーに、第2回は94年9月、中国系イギリス人で世界的にも有名な女流作家ハン・スーインにそれぞれ授与された。(写真・沈鵬)