衛生部、SARS病原学研究チームを設置


 衛生部の重症急性呼吸器症候群(SARS)対策指導グループは4月13日、病原学研究の管理を強化することを決定した。

 衛生部は、同部科技教育司をトップとするSARS病原学研究チームを設置すると同時に、予防・治療に当たる対策指導グループの技術チームが各関連部門の研究活動をとりまとめ、協調して対策に当たることを決めた。

 同部は各病原学研究機構に対して、活動の進展状況を毎日報告するとともに、関連する研究について定期的に討論し、中国SARS研究室のネットワークを構築するよう求めた。

 同部は「各病原学研究機構は、SARSに関する研究結果や重大な発見について、対策指導グループに必ず報告しなければならない。これらの発表は対策指導グループの名義で行われ、それぞれの組織が勝手に発表することは避けるべきだ。衛生部SARS対策指導グループが発表する以外の病原学研究関連の情報は、全て個人によるものとみなす」という。
(「人民網日本語版」より)2003/4/15