「正しい感染状況を定期的に発表すべき」
政治局常務委


 中国共産党中央政治局常務委員会は17日、関係部門から重症急性呼吸器症候群(SARS)対策について報告を受け、今後の対策について協議した。

 会議では、「果断な措置」と「感染の拡大防止」を最優先に、早期発見、早期隔離、早期治療により感染ルートを断ち切る必要性を強調。治療法の研究を急ぎ、治癒率を高めるために全力をあげて取り組み、関係部門は必要な人材、物資、資金などで積極的に支援を行い、危機管理体制を整備、地域協力や国際協力による連携を強化し、感染の拡大防止に努めることを確認した。

 会議ではまた、政府指導者が直接指揮する対策グループを設置し、政府機関や学校、企業などでの感染防止に全力で取り組む必要性を強調。さらに「正しい感染状況を定期的に発表すべきだ」とし、報告を遅らせたり、隠したりしてはならないとの方針を示した。

(「人民網日本語版」より)2003/4/18