李肇星部長、外国使節にSARS対策を紹介


 外交部の李肇星部長は21日、駐中国外交団団長、駐中国カメルーン大使など外国使節に重症急性呼吸器症候群(SARS)に関する最新の統計を紹介し、中国政府の対策を説明した。

 李部長は「中国政府や指導者の指示により、外交部ではすでにさまざまな具体的措置を取っている」と述べ、具体策について次の通り説明した。

 (1)外国の在中国機関へSARS予防パンフレットを配布し、SARS感染状況や予防措置について、外交部指導者や職員が適時説明を行っている。

 (2)中国の関係部門に要請し、在中外国人のために情報ホットラインや指定病院を用意している。外交部も、北京に駐在する外交機関のために専用サービス電話を設置した。

 (3)地方の外事弁公室に対し、関係部門と連携して外国領事館、商工会議所などの施設や外国人に対するSARS予防・治療業務を行うよう指示を出している。

 (4)大使館区の公共設備に対し、北京の外交人員服務局が徹底した消毒を行っている。

 (5)釣魚台国賓館など、外国の代表団が訪問・宿泊する場所に対し専門に消毒を行い、万一の事態が起きないよう衛生管理を徹底している。

(「人民網日本語版」より)2003年4月23日