唐外交部長、イラク問題について語る


 

 唐家せん外交部長は6日、第10期全国人民代表大会第1回会議の記者会見でイラク問題について次のように述べた。

 「イラク問題はいま武力解決か政治解決かの鍵となる時期にある。中国はイラク問題が国連安保理の枠組内で政治的に解決されることを希望する。イラク問題の政治解決の可能性はまだある」。

 「核査察を引き続き強化し、問題を解明し、政治的解決を求め、戦争を避けるべきだ。中国はこれらの問題を処理する際、事実に基づき、中国の外交方針と政策を基準に、中国人民の根本的利益から、独立自主で判断を下すのだ」

 唐家せん外交部長はさらに、「私はまもなくニューヨークで安保理のイラク問題に関する関係会議に参加するが、例え1%の政治的解決の可能性があれば、中国はこの目標実現のために引き続き最大の努力を払っている」と述べた。

(「北京週報」より)2003/3/7