「一国二制度」堅持で長期的繁栄に努力 胡錦涛総書記


 

  中国共産党中央の胡錦涛総書記は3月7日午前、全国政協礼堂会議室で、第10期全国政協第1回会議に出席している香港・澳門(マカオ)地区の政協委員と会見し、グループ会議に参加した。グループ会議での胡錦涛総書記の発言の要旨は次の通り。

 香港と澳門は返還以来、社会と経済の安定を維持している。香港同胞と澳門同胞の政治参加意識と積極性もこれまで以上に高まっている。また特別行政区の事務管理能力も向上している。香港特別行政区と澳門特別行政区の大多数の人が、「一国二制度」の方針と基本法に理解を示し、国際社会も香港と澳門の返還後の状況を評価していることをうれしく思う。これらはすべて「一国二制度」の方針が完全に正しく、大きな発展の可能性を持っていることを証明するものだ。

 この数年、われわれは「一国二制度」の方針を実践するなかでいくつかの重要な経験を積んできた。「一国二制度」の方針を全面的かつ正しく実践し、基本法に厳格に従ったうえで、特別行政区長官や特別行政区の活動を全力で支援し、社会の安定と経済の発展を実現しなければならない。

 各委員には、自己の職務と影響力を通じて各界の人々の団結を促し、ともに発展を目指して欲しい。

(「人民網日本語版」より)2003年3月9日