中国の社会保障システム、一応確立


 張左己労働社会保障相が、「中国の社会保障システムは一応確立され、今年はそのカバー率を広げ、養老保険、失業保険と医療保険の三つの保険加入者を一億人以上に増やす目標を立てている」と発表した。

 これは張左己社会保障相が、いま開催中の第十期全人大会議が主催した就職と社会保険に関する記者会見の席上述べたもので、張左己社会保障相は、「中国政府はすでに措置を講じ、企業の職員削減と再就職促進とを結び付け、同じ時期に同じ地区で一時帰休者が大量にでることを防いでいる。中国政府は、職員代表大会の役割を発揮させて企業の職員削減の規範化をはかり、大型国有企業による一時的削減の人数が多い場合は、地元政府の認可を得るようにしていく」と語った。

 また張左己社会保障相は、「今後は、中小企業、第三次産業と労働集約型企業への就職を増やしていき、今年は800万もの新規就職ポストを作り、そのうちの半分以上は一時帰休者の再就職に充てるつもりだ」と述べた。

(CRIより 2003/3/13 )