カシュガルの全人代代表、被災地に帰る


 三月十二日、新疆ウイグル自治区のバチュ・ガシ地区で、マグニチュード5・9の地震があった。これは二月二十四日に同地区で発生したマグニチュード6・8級の大地震の余震である。全人代の開かれている北京の人民大会堂では「被災民の生活はどうなっているだろうか。食事や衣料は足りているか」という声が上がった。
 民政部の楊衍銀副部長は十二日、「被災民は食事を摂っており、衣料もある。住宅が倒壊した被災民には各家庭に一張のテントが与えられた。現在被災地はすでに生産の回復と住む家の再建の段階に入った」と発表していた。

 二月二十四日の大地震の後、楊副部長は中央工作組のメンバーとして、二十四時間以内に被災地に赴いた。地震発生後、財政部は緊急に千百万元の救済金を出し、民政部は武漢、鄭州、天津などからテントを調達した。

 民政部の最新の資料によると、大地震によって四千人以上が負傷したが、そのうちの重傷者は二千五十八人に達している。学校、病院などの損壊がひどく、一万七千戸の民家が倒壊した。死亡者は前の発表より二人増え、二百六十八人となった。

 被災地を抱える新疆・カシュガル地区党委書記の史大綱代表は、今回の余震発生後、北京を離れ、被災地現場の第一線に帰って行った。

(中国青年報より)本誌編訳 2003/3/13