西部大開発は「大発掘」ではない


 趙楽際・青海省省長は「両会」で西部大開発について語ったさい、「西部大開発は『大発掘』ではない。生態建設は西部大開発の重要内容だ。青海・チベット高原には五百二十八万の各民族人民が生活している。環境保全にたいしては、青海人民は強い関心を寄せる。三年来、全省による生態建設のための投資額はすでに16.2億元に達している」と説明した。趙楽際省長は一連の数字を挙げて三年来の生態建設での成果と今後の計画をかたった。水土流失治理面積約2387平方キロ、造林・植草面積13.47ヘクタールに及び、生態の持続的な悪化をある程度改めた。青海には67万ヘクタール以上の耕地があるが、38万ヘクタール以上の耕地を林地に戻す計画がある。2003年からは耕地の牧草地戻しの計画を実施する。三江源牧畜区だけにでもこのために4億元を投入する。このほか、三江源自然保護区、ココシリ保護区、青海湖湿地帯と鳥島、チャイダム盆地と東部干ばつ山岳区の生態保護を強化する。

本社編訳 2003/3/15