WHO専門家 広西自治区の非典型肺炎防止作業を実地調査


 新華網南寧5月14日発 (記者 黄革 周華)WHOの専門家が14日午前、広西壮族自治区疾病予防治療センターの実地調査を行い、同センターの関係者に対し、「非典型肺炎(重症急性呼吸器症候群=SARS)の防止にこんなにたくさんの努力を尽くしていることに、深く感心している」と語った。

 11日到着の衛生部とWHO専門家連合作業チームは、広西自治区での実地調査を続けている。

 調べによると、広西自治区が2001年に責任ネット、情報報告ネットと医療緊急救助ネットを含む突発公共衛生事件対応システムを構築したことが分かった。同システムは中国初の突発公共衛生事件対応システムとして、非典型肺炎(重症急性呼吸器症候群=SARS)の予防と治療に積極的な役割を果たしている。

 広西自治区衛生庁の譚明傑副庁長の話によれば、旧正月以前、広西自治区で11件の非典型肺炎(重症急性呼吸器症候群=SARS)発病例が現れた。その時は、非典型肺炎(重症急性呼吸器症候群=SARS)のことがよくわからなかったが、同自治区の医療部門が警戒心を高め、重大な伝染病として対策を講じ、非典型肺炎(重症急性呼吸器症候群=SARS)の広がりを止め、医療関係者の防護措置を強化した。今まで、広西自治区は医療関係者の非典型肺炎(重症急性呼吸器症候群=SARS)感染病例は一つもなかった。

 WTOの専門家が14日午前、南寧市第四人民病院で実地調査を行い、医療関係者の防護措置に深く感心し、辛抱強く四重の防護服を使用することは、謹厳な態度を示していると認めた。

                          (「新華網」より)2003年5月15日