15日のSARS感染状況 感染者累計5163人


 衛生部新聞弁公室は15日午後、香港、澳門(マカオ)、台湾を除く国内の重症急性呼吸器症候群(SARS)の感染状況を発表した。発表によると、同日午前10時までに新たに報告されたSARS患者は52人(うち医療関係者3人、「疑い例」患者がSARS感染者と確定されたケース28人)、退院者は47人、死亡者は4人となった。

 国内の省・自治区では、7カ所で新たな感染と「疑い例」が、4カ所で新たな「疑い例」が確認された。残る20カ所では新たな感染や「疑い」はともに見つかっていない。

 新たな感染者は地区別に、北京市27人(退院5人、死亡1人)、天津市3人(退院2人、死亡1人)、河北省6人(退院5人、死亡1人)、山西省7人(退院18人)、内蒙古自治区4人(死亡1人)、吉林省2人(退院2人)、広東省3人(退院15人)。北京市の新感染者のうち12人は、「疑い例」患者がSARS感染者と確定されたケース。

 新たに報告された「疑い例」は86人に達した。地区別には、北京市41人、天津市3人、河北省7人、山西省6人、内蒙古自治区8人、上海市2人、陝西省1人、江蘇省1人、安徽省1人、吉林省2人、広東省14人。 

 これまでの累計では、感染者は5163人(うち医療関係者949人)、退院者は1858人、死亡者は271人となった。「疑い例」患者の累計は2278人に達した。

                      (「人民網日本語版」より)2003年5月16日