学生もネットで勉強

                         文・張春侠


 ネットをする人がますます多くなる中で、やむを得ずネットの生活に加わった人たちもいる。その中の多くは家長である。

 「専業主婦」の王昆さんは、子どもが小学生だったころ、子どものためにインターネットを学び、資料をダウンロードしたり、送ったりし、メールをやり取りしなければならなかった。「学ばなければだめだったのです。学校の先生は宿題をネットで流すので、自分でダウンロードし、やり終えた後またそれを送って、先生に見てもらうのです」という。しかし、子どもが長期間、パソコンを見ていて視力に影響が出るのを心配し、王さんは全ての宿題を印字し、子どもが宿題をやり終えた後で答案をパソコンに入力し、先生に送った。同時に毎日、先生に電話し、子どもの学業の進み具合を十分理解したという。

 SARSのいっそうの拡大を防止するため、4月23日、北京市教育委員会は全市の小中学校を4週間休みにすることを決定した。5月6日、中国教育テレビや北京テレビなどは共同で、「空からの授業」の番組を放送し、小中学生が自宅で学習できるサービスを提供した。同時に、国家基礎教育資源ネットや北京外国語大学などの高等教育機関や訓練機構も相次いでネットを開設した。

                   『人民中国』インターネット版   2003/5/16