北京市がハクビシンの検査を強化 SARS対策


   

 北京市野生動物保護部門は、市内で食用ハクビシンの飼育や処理などについて厳しい検査を行うほか、ハクビシンの違法販売などの取り締まりを強化することを明らかにした。広東省シンセン市疾病予防コントロールセンターと香港大学の研究チームは23日、重症急性呼吸器症候群(SARS)の原因である新型コロナウイルスとジャコウネコ科のハクビシンのウイルスから検出されたウイルスの遺伝子配列が酷似しているとし、SARSはハクビシンから人に感染した可能性が高いとみられると発表した。北京市野生動物保護部門の対応はこの研究結果を受けたもの。

                  「人民網日本語版」より 2003年5月27日