温家宝総理、「経済建設の正常な進行を確保、
国民生命安全を確保せよ」


 新華網北京5月18日発 5月中旬に入ってから、西南温暖気流と寒気流の影響を受け、中国の長江より南部、華南の大部分の地域で、持続的な降雨が発生した。温家宝総理は「全国をあげてSARSと戦うという特殊な時期に、各レベルの政府、水利部門は防水・干ばつ対策の関連作業を重視し、それぞれの責任を明確にし、すべての措置を着実に遂行し、経済建設の正常な
進行と国民生命安全を確保しなければならない」と指示した。

 国家防水・干ばつ対策総指揮部は各地方がSARS治療防止の作業をしっかりと行うと同時に、防水の作業に力を入れるよう要請した。また、各地方はリードを強化し、責任を明確にし、雨の変化を監視し、増水期の当番を強化し、洪水調節・危険さがしを強化し、ダム、堤防などの安全を確保しなければならない。

 各地方は現在の状況に対して相応の手配をした。楊正午・湖南省党委員会書記、周伯華・省長代理は湘江流域の幹部が防水の最前線に入り、全力で防水を行い、堤防の絶対的な安全を確保しなければならないよう要請した。現在、湖南省の湘江、資水の上流に幹部3万余人、労働力35万余人、部隊士官1000余人、武装警察が防水に当てられている。江西省の黄智権省長は防水作業を一々と手配し、そして、対策チームを被災地域へ派遣し、関連市・県の防水作業に協力する。福建省の盧展省長は各地方が洪水発生の状況を監視し、人民保護、人民安定化という作業をしっかりと行うよう要請した。広東省防指揮部は緊急通知を出し、各地方が直ちに対策を取り、人民の生命安全の確保を最も重要な任務とし、全力で山津波防止の作業をしっかりと行う
よう要請した。

                        (「新華網」より)2003年5月19日