劉淇北京市共産党書記、SARSの再悪化防止を強調


 中国共産党北京市委員会の劉淇書記は15日、北京市の各区、県、関係部門にSARS・新型肺炎が再び悪化することを防ぐため、予防、治療措置を一層強化するよう強調した。

 これは劉淇書記が当日開かれた「新型肺炎の予防、治療」の関連会議で述べたものだ。

 劉淇書記はこの中で、「現在、北京市では新型肺炎の感染状況が初歩的に抑えられ、社会や経済活動も日々回復してきた。人的流動もだんだん増え、帰省した学生と出稼ぎ労働者も続々と北京に戻ってきた。こうした状況の下で、新型肺炎の予防、治療措置を着実に実施していくべきであり、警戒を絶対に緩めてはいけない」と強調した上で、各区、県、関係部門に「流動人口の調査を中心に、工事現場、学校などの重点地区でのSARS予防作業を強化すべきだ」と指摘した。

                           (「CRI]より) 2003/05/19