27日のSARS感染状況 新たに報告された患者は9人


 衛生部新聞弁公室は27日午後、香港、澳門(マカオ)、台湾を除く国内の重症急性呼吸器症候群(SARS)の感染状況を発表した。発表によると、同日午前10時までに新たに報告されたSARS患者は9人(「疑い例」患者がSARS感染者と確定されたケース7人)、退院者は115人、死亡者は4人となった。

 国内の省・自治区では、1カ所で新たな感染と「疑い例」が、4カ所で新たな「疑い例」が確認された。残る26カ所では新たな感染や「疑い」はともに見つかっていない。

 新たな感染者は地区別に、北京市9人(退院81人、死亡4人)。北京市の新感染者のうち7人は、「疑い例」患者がSARS感染者と確定されたケース。

 新たに報告された「疑い例」は26人に達した。地区別には、北京市11人、河北省1人、湖北省1人、新彊ウイグル自治区1人、広東省12人。 

 これまでの累計では、感染者は5322人(うち医療関係者966人)、退院者は2944人、死亡者は321人となった。「疑い例」患者の累計は1393人に達した。

      「人民網日本語版」より 2003年5月28日