ASEAN各国 中国のSARS検疫を高く評価

 
 中国と東南アジア諸国連合(ASEAN)の重症急性呼吸器症候群(SARS)出入国検疫管理会議に出席したASEAN10カ国の衛生検疫部門の代表者が2日、北京首都空港と北京国際旅行衛生保健センターを見学し、中国の検疫でのSARS対策を高く評価した。同会議は1日北京で開催された。

 シンガポール移民・検問庁(ICA)の長官は、中国政府の徹底した出入国検疫を評価し、中国の早期勝利宣言発表に自信を示した。

 タイ保健省の代表者は「中国の出入国地点でのSARS対策は、想像以上に素晴らしかった。これらの経験を活用してタイの検疫システムを完全なものにしたい。特に健康申告表の自動読み取り機の導入を考えている」と述べた。

 北京首都国際空港では、4月20日から5月30日までの出入国者は16万2252人で、「疑い例」は311人だった。

         「人民網日本語版」より 2003年6月4日