1日のSARS感染者・死者ゼロを記録 北京

 
  北京重症急性呼吸器症候群(SARS)予防治療グループは2日、SARSの感染状況に関する日間の統計データを発表した。北京では6月1日午前10時から2日午前10時までに、新たなSARS患者と感染疑い例からの患者は確認されず、死者もゼロを記録した。

 北京SARS予防治療グループ情報統計センターの組長を務める北京市衛生局の梁万年副局長は、現在の北京の目標として、世界保健機関(WHO)による渡航延期勧告とSARS感染地域指定の解除を挙げた。梁副局長は、現在の状態を維持すれば、北京は半月から20日後には、渡航延期勧告の解除基準を満たし、6月末から7月中旬には、北京は感染地域から除外されるとの見通しを示した。

            「人民網日本語版」より 2003年6月4日