国際機関と外国政府の

新型肺炎対中援助額が3802万ドルに


  中国で新型肺炎が猛威を振るうことになって以来、一部の国際機関と外国政府は続々と中国に新型肺炎とたたかうための無償援助の提供に踏み切った。商務部が5日発表した統計データによると、現在までに、中国は累計して国際機関と外国政府からのいろいろな無償援助(寄贈を約束してくれた金額をも含む)は約3802万ドルに達したことが分かった。

 その内訳は次のとおり。▽日本が2億円の寄贈をふまえて、あらたに中国に提供した15億円相当の医療設備と防護用物資、▽ドイツが財政提携のルートを通じて提供した1000万ユーロ相当の物資援助、▽イギリスが世界銀行を通じ提供した500万ドルの援助、▽イタリアが商務部を通じ提供した約100万ドルの援助で、新型肺炎予防・治療のための物資購入と技術援助に使われる。▽オーストラリアが世界保健機関を通じ提供した170万オーストラリアドルの物資、▽カナダが国際赤十字と世界銀行を通じて提供した総計314万ドルの物資と研究費用、▽アメリカが国際赤十字を通じて提供した50万ドルの無償援助、▽ニュージーランドが国際赤十字と世界保健機関を通じて提供した85万ニュージーランドドルの無償援助、▽韓国が提供した30万ドルの無償援助、▽ユニセフが寄贈した監視測定用車15台、▽国連開発計画が情報管理と災害予告及び対応などの面で中国に5万ドルの技術援助を提供する計画を練っているなど。

 商務部の国際多国間および二国間無償援助の事務を担当するトップは、これらの援助物資と金額が即時に関連部門に回され、できるだけはやくそれらを新型肺炎とたたかう仕事に立たせることを明らかにした。

           「新華社」より 2003年6月6日